家計の株資産、10年で倍増 きっかけはもちろんアレ
家計の株資産、10年で倍増
- 家計が保有する株式や投資信託は10年前から倍増し500兆円超に
- 後押ししたのは14年にスタートしたNISA
- eMAXIS Slimなどの超ローコストの投資信託
これらの要因が積み重なって、ピタリとも動かなかった国民の資産が動き、金融庁が20年くらい願っていた「貯蓄から投資」の展望が開けたのでした。
きっかけはもちろんアレ
後押ししたのは2014年「一般NISA」というか、2018年「つみたてNISA」からの2024年「新NISA」。
思えば、最初のNISA(一般NISA)はしょぼかった。多少なりとも喜んだのは既に投資していた層で、肝心の普通の国民はほとんど動かなかった。共同通信さんの記事のグラフからもなんとなく読み取れます。上昇しだしたのは、2019年〜2020年くらい?
一般NISAの何がダメって、非課税期間。
| 項目 | 一般NISA | つみたてNISA | 新NISA |
|---|---|---|---|
| 非課税期間 | 5年 | 20年 | 無期限 |
| 年間投資枠 | 120万円 | 40万円 | 360万円 |
| (生涯)投資枠 | 600万円 | 800万円 | 1800万円 |
長期投資の必要性を多くの専門家が言っているそばから5年。これじゃ、普通の人はついて来れなかったわけです。
これじゃダメだってことで、金融庁の方針が「貯蓄から投資へ」から「貯蓄から資産形成へ」に進化し、ついに「つみたてNISA」登場。
その後、諸外国から見劣りしていた金額、期間を改良しNISAはさらに進化。新NISAにつながったのでした。めでたしめでたし。
雑感
少子高齢化の進み、内需は縮小。自慢の輸出も自動車等一部を除いて弱体化(個人的には円安の主要因はここにあると思ってます)。背景にあるのが人材育成の失敗です。氷河期世代を生み出した社会の責任は重い。結果、技術力は低下して輸出力の低下に悪い意味での一役を買ってます。
このままではじり貧。
そんな我が国のラストリゾートが、資産運用でした。何十年もかかってですが、ようやく、その流れができてきたのは喜ばしいことです。
大事なのは、投資家自身が儲かる構図にしないと絶対伸びていかないということです。金融機関ばかりがバカ高い手数料をかすめ取る構造ではダメなのです。ほとんどの運用会社が低コスト化に二の足を踏む中、eMAXIS Slimシリーズ、ファイナンス理論上の合理解の具現化たるオルカンが登場した意義はいまさらながら大きかったなあ、と感じる今日この頃であります。
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