「iDeCo貧乏」的なiDeCo手数料値上げの件
iDeCo拠出時の手数料、1回105円→月120円に
早い話、手数料の値上げです。27年1月納入分から
- 国民年金基金連合会:105円(収納手数料)が、120円に値上げ
- 年一回拠出の人にいたっては、年105円が、1440円に値上げ
NISA貧乏って騒いでる場合ではありません。iDeCoの方がはるかに問題!
このままじゃ「iDeCo貧乏」?
なんというかステルス型の「iDeCo貧乏」にいきなり侵食されたという感じ。
変更後のiDeCoの手数料を整理すると、
(1)国民年金基金連合会:2,829円(加入時手数料)
(2)国民年金基金連合会:120円/月(収納手数料)
(3)事務委託先金融機関:66円/月(事務委託手数料)
となり、(1)は何十年と加入していれば薄まってきますからまあ良しとしましょう。
しかし、(2)(3)は看過できません。たとえば月2万3000円積み立てている人は、120円+66円=186円/月を支払うことになるわけですが、これは、
186円/23,000円=0.81%
に相当する手数料を毎月、確定拠出年金の拠出をやめるまでずっと支払うことになる、すなわち、売買手数料0.81%の投信を買い続けることと同じです。23000円も掛け金を出せないという人にとっては、手数料負担がもっと大きくなります。例えば月1万円拠出の人は、1.86%相当。これをiDeCo貧乏と言わずして何という。
どんどん値上げされるんじゃないかという疑念を持たれることでiDeCo制度に対する信頼はどんどん毀損されていきます。当局は確定拠出年金制度を拡大したいのかしたくないのか。
お上に極めて近しい機関が、がめついサブスクビジネスみたいな改悪をやってどうすんの。若者の自助努力から、チュウチュウ吸い上げようとは。むしろ、自助努力すべきは、国民年金基金連合会の方ではないでしょうか。なけなしのお金を拠出するムスコを慮るに、あるいはiDeCoの社会的使命を鑑みるに、今からでも遅くない。
iDeCoの手数料は値上げではなく値下げ、いっそゼロ円にすべき
です。
つくづく、iDeCoは、単なる蓄財目的での利用をオススメできない制度だなあ。無期限無コストで使える今のNISAの方が優れています。iDeCoはあくまで「退職金が少なくこのままでは退職所得控除をドブに捨ててしまう、それはもったいない」という人向けの制度だな、ということがはっきりした今回の制度改定でした。
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