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2025年5月17日 (土)

インデックス投資のお手本 GPIFに学ぶ 2025


日経、FPキャスター有地佐哉香さんの記事。

はじめに

GPIFこそ、長期・分散投資の王道中の王道。大いに参考にしましょう、という記事であります。どんな運用かっていうのを整理してみますと

  • 国内株式、外国株式、国内債券、外国債券の4資産クラスに25%ずつ配分。
  • 各資産には±5〜6%の乖離許容幅がある。

記事には書いてないですが、主力はインデックス(パッシブ)投資。運用実績の方はと言うと、

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この間、リーマンショックだの、もはや記憶に残ってないようなチャイナショックだの、コロナショックだの、現在進行形でのトランプ関税ショックだのあったわけですが、そんな嵐は、なんのその。2001年度~2024年度第3四半期までで

  • 平均年率収益は4.40%
  • 累計収益は約164兆円

年金制度が破綻するという批判も多いですが、今現在は、年金積立金は258兆円。増え続けてるんですよね。日本の人口1.2億人、国民ひとり当たりにすると、215万円くらい?

インデックス投資のお手本 GPIFに学ぶ 2025

GPIFが、インデックス投資のよいお手本であることは、当ブログが始まったころからずっと言われ続けてきました。当ブログでずいぶん長いこと推薦図書としていた、2006年発刊の北村慶さん著「貧乏人のデイトレ金持ちのインベストメント」でも、『年金資金運用基金』の運用法が取り上げられていました。

長期投資なのに単年度の運用成績が悪いときだけ批判するメディアが多く「困ったもんだ」だったんですけど、この20年の実績を背景にしてなのか、もはや誰も相手をしなくなりました(笑)。

ターニングポイントは、つみたてNISA(2018年)。決定打は新NISA(2024年)でしょうか。

ところで、GPIFの運用は、このまま4資産均等型で行くんでしょうかねー。論点はふたつ。

  • 株式と債券の比率
  • 国内と海外の比率

個人投資家である私の場合は、自分なりの論理的な帰結として「海外債券には投資しない」「金利が上がるまでは国内債券にも投資しない」「国内株式比率は時価総額比で十分だ」という方針。これは故・山崎元さんが唱えていらっしゃった考え方とリンクしています。GPIFさんが今後こういった考え方を取り入れるのかどうか。個人的に興味深いところではあります。

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