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いい会社に投資する方法 2025
私が株式投資を始めたのが2000年頃、ネット証券が勃興したころでしたから、かれこれ25年。最初は、普通に？日本の個別株投資でした。ちょうどネットバブルのころだったこともあり「いい会社を買えば儲かる」と素直に思ってました。
はじめに
じゃ、いい会社ってどんな会社なのか？だいたい次の三つくらいで考えていたように思います。
（１）値上がりしそうな会社
（２）業績が良さそうな会社
（３）良い事業をやっている会社
象徴的な方法論としては、（１）はチャート。（２）は四季報を読みまくる。（３）は勘、あるいは趣味。
でまあ、当たらない。なぜかと思うに、チャートにはそもそも無理がありそうだし、私の銘柄分析力も低い。そして私の勘はハズれ、趣味まで悪いときていますｗ とまあ、いろいろ考えていくうちに以下を身体で覚えました。
- 株式投資は、私がいいと思った会社ではなく、みんながいいと思った会社を当てるゲーム(ケインズの美人投票のたとえですね)。そしてそれが私にはわからない。
- 市場の切磋琢磨の過程で、悪いと思われた会社がいい会社になることもある。逆にいいと思われた会社が悪い会社になることもある。そしてその情報は、私が気が付いた時には既に株価に盛り込まれている。
早い話、「私がいい会社を選べるなんて思い上がりも甚だしい」ということに気が付いたわけです。で、20年前、このブログの一番最初のエントリーに書いた結論に達しました。「凡庸なサラリーマンたる自分には投資信託しかない」と。
”投資らしきものを始めて、５年。サラリーマンの投資について、いろいろ、考え、実践してきましたが、投資信託がベストチョイスであるという結論に達しました。サラリーマンというか私には、投資対象を検討する十分な時間がない、個別株は売買のタイミングを図るのも難しい(以下略)”
いい会社に投資する方法 2025
そして更にしばらくして、個別株の難しさはアクティブファンドにも言えることがわかりました。どこが勝つのかわからない。あと、やっぱり、繰上償還。倒産してしまった会社を買ったことはないですが、繰上償還のファンドは持ってたことがあるという(^^;)。
そんなこんなで、いろいろ持っていた銘柄や商品はどんどん消え、インデックスファンドだけが残り、さらに時は進んでオルカンだけが残る日も近いわけなのでした。
では、2025年の今。いい会社を買ってないかというと、そうだとは思ってません。定義が変わったのです。今の私にとっての「いい会社」とは、 「存続し続ける会社」。ゴーイング・コンサーン。
世界株式会社が潰れる時は、みんながお金持ちになってもう働かなくてもいい未来か、その逆か。あらためて、考えてもしょうがない未来と思う今日この頃です。
