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2025年2月17日 (月)

全世界株式型インデックスファンドの比較 2025/1


今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。

はじめに 本ファンド比較エントリーの考え方

本比較シリーズでは、コストやベンチマーク乖離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。

  • リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
  • コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。

2025/1の比較 MSCI ACWI連動

最低水準のコストでがんばる4本のファンド+地道なコスト逓減で踏ん張る元祖オルカンライバル「たわら全世界」に絞ってます。スマホで見る時は必要に応じ横画面にしてくださいませ↓

2025/01 オルカン トレカン ノムカン 楽カン たわら全世界
1ヶ月 0.069% 0.068% 0.06% ★0.070% 0.06%
3ヶ月 4.06% ★4.09% 4.07% 4.04% 4.03%
6ヶ月 10.70% ★10.74% 10.72% 10.70% 10.63%
1年 25.58% ★25.64% 25.63% 25.42% 25.42%
3年 ★74.25% - - - 73.90%
5年 ★137.46% - - - 136.14%
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.05775% 0.05775% 0.05775% 0.05610%

0.1133%
→1/16〜 0.10989%

純資産総額(百万円) 5,481,433 5,858 50,018 310,524 100,491
参考:前月純資産総額(百万円) 5,099,463 5,577 45,403 282,205 89,013
純資産総額前月差分 381,970 281 4,615 28,319 11,478

★は同一指数内で一番成績の良いもの

2025/1の比較 FTSE Global All Cap連動

2025/01 楽天VT+ SBI雪だるま SBIVT
1ヶ月 0.14% ★0.31% 0.12%
3ヶ月 3.86% ★3.87% 3.80%
6ヶ月 ★10.22% 10.10% 10.19%
1年 ★24.56% 24.47% 24.51%
3年 ★70.65% 71.46% 67.69%
5年 130.64% ★130.74% -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.191%程度 0.1022%程度

年0.1338%
→2/1〜
0.1238%程度

純資産総額(百万円) 579,831 252,964 51,963
参考:前月純資産総額(百万円) 574,165 249,135 51,093
純資産総額前月差分 5,666 3,829 870

★は同一指数内で一番成績の良いもの

FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。

  • 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
  • SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
  • SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

今月の雑談

<MSCI ACWI>

それにしてもトレカン売れませんね。楽カンの健闘ぶりと比べるとなんとも残念な1月末 58億円。帝王オルカンの1000分の1。楽カンとも3桁違います。運用は頑張っているのになあ。価格戦争の仕掛け損の恰好です。ちなみにこの戦争で一番儲かったのは、オルカンユーザーだったりしますw トレカン&ノムカンは、競合オルカンの利益を半減できたのでまあ良しとしよう、「一矢報いた」というところかしら。

憶測してみるにトレカンの販売不振の要因は、

  • 販路戦略にへぼった(楽天商流や野村商流は言うに及ばず。たわらも法人ルート(DC)でがんばっていたりする)
  • インデックス投資としてのブランド力が低い(当初のコスト説明でまずった。これはかなり痛い)
  • 全世界の先達、オルカンの「みんなで乗ろう効果」に負けた。これはトレカンに限らずローコスト勢はみんなそうか。

ってところなんでしょうかね。もちろんイチこたつ投信ウォッチャーの憶測ですw

<FTSE Global All Cap>

コストが二重にかかるETFを買うだけのファンドは、もはや歴史的使命を終えました。ここでとりあげる意味がもうないと思いつつも、多くの人にホールドしていただいているファンドなので引き続きウォッチいたします。

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これ一本で全世界分散投資完了。リスク資産のリバランスが不要で、新NISAの生涯投資枠の活用の最適解のひとつでもある全世界株式クラス。今後もウォッチを続けていく所存です。

長期投資は続けてナンボです。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。

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全世界株式型ファンドの関連リンク

<MSCI ACWI 連動> 

最低水準グループ

ローコスト競争脱落グループ↓

売ってるけど売れてないグループ↓

<FTSE Global All Cap 連動>

<ご参考>

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