相場が順調でもなぜか儲けが出ない
はじめに
ここ10数年、好相場が続いています。去年も株式市場は絶好調でした。記事では、そんな中「なぜか儲けが出ない」ひとの特徴を4つ上げています。
(1)半歩遅れて他人の後を付いていく
(2)良いガマンをしない、悪いガマンをしてしまう
(3)大きなリスクを取り過ぎる
(4)投資の勉強をしない
記事は、アクティブ投資の視点で書かれていますが、インデックス投資家としても役に立つ教訓。インデックス投資家的受け止め方をさらっと書いてみると、、、↓
(1) 市場参加者は海千山千。材料は瞬時に市場に織り込まれる。
トーシローはそもそも付いていくこと自体が無理。
→ 勝手に付いていくインデックスでいいじゃん
(2) 良いガマンとは、市場に残り続けること
→バイ・アンド・ホールド戦略でいいじゃん
(3)リスクは取り過ぎても取らなさすぎてもダメ
→リバランス戦略でいいじゃん
ってな具合。
投資の勉強する
一番、大事なのが(4)の投資の勉強です。正しい投資の勉強をすると、たとえばこんなことに気が付きます。
- 市場に勝つ者もいるが、それと同じくらい負ける者もいる。
- 市場に勝つ者はいるが、勝ち続けるものはそんなにいない。
「相場が順調でもなぜか儲けが出ない」原因の根っ子はこんなところにあります。「なぜか」ではなく「当然」儲けの出ない人もいる、なのです。
また実践的な勉強の過程でこんなことにも気が付きます。
- リターンは不確実だがコストは確実。
- 金融機関が売りたい商品は往々にして買ってはいけない商品。
- 勝ち続けるアクティブファンドは少ないし事前に見つけることは困難。
前述は理論的な帰結でしたが、こちらは、感覚的というか人生勉強的というかw
折しも新NISA2年目。「最初はオルカンでいいが、勉強して成長投資枠を使ってより大きな利益を狙うべし」的なご助言が出てくる今日この頃ではありますが、うっかりだまされないようにするための勉強を当ブログとしてはオススメします。
2年目も(市場全体に投資するという意味での)オルカン。3年目もオルカン。ずっとオルカン。オルカンを持ち続ける戦略はなかなか手強いのであります。