はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)の月次報告書がわかりやすい件
ノムカンの月次報告書にはマザーファンドの規模も書いてある!
ノムカンの月次報告書でカンさんが評価されているのは、
”実際に投資を行う日本株、先進国株、新興国株の各マザーファンドの『純資産総額』を、月次レポートベースで毎月開示してくれている所です。”
(太字、筆者)
最新12月の月次12月の月次報告書(マンスリーレポート)を見てみますと、
たしかに、こんな感じで記載されていますね!
雑談
2025/1/23付けで純資産総額501.7 億円、ついに500億円超えのノムカンではありますが、運用の安定面を見る場合、マザーファンドの規模は大切ですよと。
カンさんの最後の一文。
”あの野村アセットマネジメントさえ、MSCIジャパン指数の『マザーファンド』は新しく立ち上げているのが興味深いところではあります。”
心配はここですよね。オルカン前夜、MSCI ACWIを作るネックが「MSCIジャパン指数がないって言う点」を運用会社のみなさんはしきりにおしゃってました。でも、いざやるとできちゃうんだよなあ(笑)。
よく考えてみれば、日本株は各運用会社さんにとって得意分野。これまでも、日経や東証が指数をあれこれ作ってそのたびに対応してたわけですから、ノウハウはありますよね。
12末の純資産総額が454億円。日本株比率が4.7%=21.3億円。マザーは24.6億円ですから残りの3億は野村さんのタネ銭かしら。活用先はほぼノムカンと思われます。
しかし、こうしてみると、オルカンとノムカンの月次報告書、同じ思ってたところが微妙に違ってたりします。12末の報告書で言えば、たとえばベンチマーク。
- インデックス年次 ノムカン32.9% オルカン32.3%
インデックス(ベンチマーク)の評価のタイミング(為替等)の差でしょうか?
また、運用手法の差もわかります。
- 組入銘柄数 ノムカン2,257銘柄 オルカン2,612銘柄
- 株式先物(コールローン他) ノムカン2.1% オルカン0.0%
ノムカンは規模が小さい分、先物運用で頑張ってると言うことなんでしょうかね。MSCIコクサイの運用規模は大きいから一概にそうは言い切れないかも。でも、結果の比較をしてみると、各社、競り合っています。
ニッポンの運用会社のインデックス運用もハイレベルなところで戦ってます。インデックス後進国と勝手に思ってた時代が懐かしい、なんだかうれしい今日この頃です。