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2025年1月19日 (日)

全世界株式型インデックスファンドの比較 2024/12


今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。

はじめに 本ファンド比較エントリーの考え方

本比較シリーズでは、コストやベンチマーク乖離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。

  • リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
  • コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。

2024/12の比較 MSCI ACWI連動

最低水準のコストでがんばる4本のファンド+元祖オルカンライバル「たわら全世界」に絞ってます。スマホで見る時は必要に応じ横画面にしてくださいませ↓

2024/12 オルカン トレカン ノムカン 楽カン たわら全世界
1ヶ月 4.138% ★4.143% 4.141% 4.13% 4.12%
3ヶ月 11.13% ★11.17% 11.14% 11.07% 11.10%
6ヶ月 4.70% ★4.73% 4.72% 4.63% 4.63%
1年 32.48% ★32.58% 32.53% 32.38% 32.32%
3年 ★63.14% - - - 62.79%
5年 ★135.91% - - - 134.64%
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.05775% 0.05775% 0.05775% 0.05610% 0.1133%
→1/16〜
0.10989%
純資産総額(百万円) 5,099,463 5,577 45,403 282,205 89,013
参考:前月純資産総額(百万円) 4,718,086 5,213 39,621 253,390 80,422
純資産総額前月差分 381,377 364 5782 28,815 8,591

★は同一指数内で一番成績の良いもの

2024/12の比較 FTSE Global All Cap連動

2024/12 楽天VT+ SBI雪だるま SBIVT
1ヶ月 ★3.74% 3.71% 3.75%
3ヶ月 ★10.85% 10.48% 10.81%
6ヶ月 ★4.49% 4.36% 4.47%
1年 ★30.71% 30.37% 30.65%
3年 59.27% ★59.93% -
5年 ★128.94% 128.62% -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.192%程度 0.1022%程度 0.1338%程度
純資産総額(百万円) 574,165 249,135 51,093
参考:前月純資産総額(百万円) 549,950 237,787 48,864
純資産総額前月差分 24,215 11,348 2,229

★は同一指数内で一番成績の良いもの

FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。

  • 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
  • SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
  • SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

今月の雑談

<MSCI ACWI>

2024年末の比較なのでさくっと総括です。

  • トレカン:売れてないけど低コストナンバーワン。販売努力に期待。
  • ノムカン:さすが世界のノムラの運用力。成績では二番手に付けている。
  • オルカン:低コストであるが成績ではこのところトレカン、ノムカンに微妙に負けっぱなし。資産規模の圧倒的な大きさに見合った根性を見せて欲しい。
  • 楽カン:信託報酬率は低いが、他のコストが追いつかず拍子抜け。今後に期待。
  • たわら全世界:コスト競争のトップ集団からは脱落したものの、販路戦略が功を奏したか地道に浸透。地銀、信用金庫、企業型DCなどに優良ローコストファンドを提供し続けようという姿勢は評価したい(「たわらノーロード 全世界株式」信託報酬率の変更(引き下げ))。

こんなところでしょうか。

<FTSE Global All Cap>

今月も、楽天VT+が優勢。コストが二重にかかるETFを買うだけのファンドは、もはや歴史的使命を終えました。比較の意味がもうないと思いつつも、多くの人にホールドしていただいているファンドなので引き続きウォッチいたします。

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これ一本で全世界分散投資完了。リスク資産のリバランスが不要で、新NISAの生涯投資枠の活用の最適解のひとつでもある全世界株式クラス。今後もウォッチを続けていく所存です。

長期投資は続けてナンボです。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。

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全世界株式型ファンドの関連リンク

<MSCI ACWI 連動> 

最低水準グループ

ローコスト競争脱落グループ↓

売ってるけど売れてないグループ↓

<FTSE Global All Cap 連動>

<ご参考>

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