資産配分の目安「120の法則」って何?
はじめに
前回のエントリーで書いたように「リスクを取らなかった人」は厳しい言い方になりますが自業自得で負け組になるというのがこの世の現実です。そんな残酷な資本主義社会を生き延びるための「普通の人の投資」。私の考えるところは実にシンプル。ポイントはたったの二つだけ。
(1)自分にとって最適な量のリスクを取る
(2)ローコストのインデックスファンドを使って世界分散する
(2)は簡単で、オルカンを買うべし、です。時価総額分散された全世界の株式、すなわち全世界株式会社を買うことが、ファイナンス理論上の最適な選択肢のひとつとされております。
むずかしいのが(1)であり、投資成績を決定付ける最重要要素でもあります。記事は、この問題を考える上で参考になる観点を整理した良記事となっております。ぜひ、ご一読ください。
さて、記事中、何それ?と思ったワードが今回のお題である「120の法則」。
資産配分の目安「120の法則」って何?
計算方法がこちら↓
無リスク資産(現預金・国債):リスク資産 = 年齢:120 − 年齢
ええーー? 「100 ー 年齢」じゃなかったの?と思いつつ例を見ると、35歳の場合
”無リスク資産とリスク資産の割合は「35:85」と考えるイメージです。”
とありました。あら、全体が120なんですね。ってことは、パーセンテージに換算すると、
29%:71%
100—年齢よりリスク資産比率がちょい多めにはなるものの、ほぼ同等なんですね。あくまで目安です。・・・といいつつ、こう言うのを見ると自分の場合を考えてみたくなるのが人情ですw 最近の私が着陸点の一つとして考えているのが年金受給開始の65歳。この場合を計算してみます。
無リスク資産:リスク資産 = 65:55
= 54%:46%
お、ほぼカウチポテトじゃないですか!私は、手元資金と運用資産を分けてるのでいい線だったのかも、なんて考えてしまう今日この頃でした。
繰り返しになりますが、この手の法則はあくまで目安です。ご注意の上、ご検討くださいませ。