全世界株式型インデックスファンドの比較 2024/10
今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。
比較対象
<MSCI ACWI 連動>
最低水準グループ
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJアセットマネジメント)
- Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)(日興アセットマネジメント)
- はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)(野村アセットマネジメント)
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)
ローコスト競争脱落グループ↓
- 全世界株式インデックス・ファンド (STATE STREET)
- ステート・ストリート全世界株式インデックス・オープン(STATE STREET )
- たわらノーロード 全世界株式 (アセットマネジメントOne)
- Smart-i Select 全世界株式インデックス(りそなアセットマネジメント)
売ってるけど売れてないグループ↓
<FTSE Global All Cap 連動>
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))( 楽天投信投資顧問)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)) (SBIアセットマネジメント)
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
この比較シリーズでは、コストやベンチマーク乖離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。
- リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
- コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。
2024/10の比較 MSCI ACWI連動
最低水準のコストでがんばる4本のファンド+元祖オルカンライバル「たわら全世界」に絞ってます。スマホで見る時は必要に応じ横画面にしてくださいませ↓
2024/10 | オルカン | トレカン | ノムカン | 楽カン | たわら全世界 |
---|---|---|---|---|---|
1ヶ月 | 6.86% | ★6.88% | 6.86% | 6.83% | 6.86% |
3ヶ月 | 6.38% | 6.39% | 6.39% | ★6.40% | 6.34% |
6ヶ月 | 8.80% | ★8.81% | 8.80% | 8.67% | 8.72% |
1年 | 38.89% | ★39.00% | 38.97% | 38.45% | 38.80% |
3年 | ★61.06% | - | - | - | 60.72% |
5年 | ★142.05% | - | - | - | 140.81% |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.05775% | 0.05775% | 0.05775% | 0.05610% | 0.1133% |
純資産総額(百万円) | 4,567,546 | 5,031 | 35,745 | 238,431 | 75,519 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 4,129,986 | 4,558 | 29,709 | 208,530 | 65,616 |
純資産総額前月差分 | 437560 | 473 | 6036 | 29901 | 9903 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
2024/10の比較 FTSE Global All Cap連動
2024/10 | 楽天VT+ | SBI雪だるま | SBIVT |
---|---|---|---|
1ヶ月 | ★6.89% | 6.70% | 6.88% |
3ヶ月 | 6.13% | 6.00% | ★6.16% |
6ヶ月 | 8.28% | 8.18% | ★8.31% |
1年 | ★37.84% | 37.66% | 37.76% |
3年 | 57.16% | ★57.32% | - |
5年 | ★135.34% | 135.05% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.192%程度 | 0.1102%程度 | 0.1438%程度 |
純資産総額(百万円) | 545,978 | 235,460 | 48,511 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 506,463 | 217,836 | 44,896 |
純資産総額前月差分 | 39,515 | 17,624 | 3,615 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。
- 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
- SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
- SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
今月の雑談
<MSCI ACWI>
年次リターンは、今月もまたまたトレカンの勝ち。がんばってるのにトレカン売れません。
イマイチ振るわないのが楽天オールカントリー。信託報酬率が低いから成績が良いとは限らないのです。
オルカンは今月から信託報酬率の下げ効果が完全に織り込まれているはずですが、年次リターンでは、トレカン、ノムカンの後塵を拝してます。どうしたオルカン。頑張れオルカン。
<FTSE Global All Cap>
今月は、楽天VT+、SBI勢が接戦?
ただ、コストが二重にかかるETFを買うだけのファンドは、もはや歴史的使命を終えました。ウォッチの意味がもうないかなあ。
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これ一本で全世界分散投資完了。リスク資産のリバランスが不要で、新NISAの生涯投資枠の活用の最適解のひとつでもある全世界株式クラス。今後もウォッチを続けていく所存です。
長期投資は続けてナンボです。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。
<ご参考>