(追記あり) PayPay アセットマネジメント株式会社 来年9月末をメドに事業終了
PayPay アセットマネジメント株式会社 来年9月末をメドに事業終了
Z フィナンシャル株式会社(代表取締役:小笠原真吾、以下「ZF」)、アセットマネジメント One 株式会社(代表取締役社長:杉原規之、以下「AM-One」)及び PayPay アセットマネジメント株式会社(代表取締役社長:明丸大悟、以下「PPAM」)は、2025 年 9 月末を目途に PPAM の事業終了を予定しておりますので、お知らせいたします。
(中略)
業績回復に向けて最大限の検討を行いましたが、PPAM の今後の業績見通しに鑑み、お客さまに最良の資産運用サービスを持続的に提供することが難しいと判断
つまり商売がうまく行かなかったので終了。って、なんなの?金融業ってそんないい加減な態度でいいの?
で、運用していた投資信託がどうなっちゃうかというと、
(1)販売の停止
(2)繰上償還((1)とセットですね)
(3)運用会社の変更
等となっており、現時点でどうなるかはわかりません。取り急ぎご報告の体のリリースです。
NISA対応のファンドはどうなる?
特に問題となるのは、NISA対象ファンドでしょうか?
これだけ↓あります。(投資信託協会のサイトから抽出)
ファンド名 | つみたて投資枠の対象・非対象 | 方針(予定)※ |
---|---|---|
LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド | 対象 | AM-Oneへ運用会社の変更 |
PayPay投資信託インデックス アメリカ株式 | 対象 | AM-Oneへ運用会社の変更 |
PayPay投信 日経225インデックス | 対象 | AM-Oneへ運用会社の変更 |
PayPay投資信託インデックス 世界株式 | 対象 | AM-Oneへ運用会社の変更 |
PayPay投資信託インデックス 先進国株式 | 対象 | AM-Oneへ運用会社の変更 |
PayPay投信 NASDAQ100インデックス | 非対象 | 繰上償還 |
PayPay投信 NYダウインデックス | 非対象 | 繰上償還 |
PayPay投信 米国株式インデックス | 非対象 | 繰上償還 |
PayPay投信AIプラス | 非対象 | AM-Oneへ運用会社の変更 |
PayPay投信バランスライト | 非対象 | 繰上償還 |
せめてNISA対象ファンドは、「運用会社の変更」であって欲しいですよね。
※10/12 追記 つみたて投資枠対象は「AM-Oneへ運用会社の変更」(予定)の模様です。AIプラスも「AM-Oneへ運用会社の変更」。その他は「繰り上げ償還」。(下記サイトに「事業終了にあたり、公募投資信託の受益者の皆様にむけたお知らせやご質問への回答等を本サイトに掲載させていただきます。詳細決定次第、随時更新していきますので、ご確認ください。」となってます。)
当面は、同社がどう店じまいするのか今後の発表を待つしかありません。
このリスク、PayPayアセットに限った話ではありません。各投資家は自己防衛のため、保有するファンドならび運用会社の継続性をチェックしてみる必要はあります。これは投資信託購入、基本のキの字
ただ、個人投資家に責任丸投げではなく、金融庁も少々NISA制度改善が必要では?
ひとつは、前から言ってるスイッチング。こういうケース救えますもんね。
もうひとつは、対象ファンド選定基準の改善。特につみたて投資枠対象ファンドについては、運用会社の経営体力も選定基準に入れるべきではないでしょうか。