オルカンに至った論理を再整理してみよう 2024
はじめに
記事は「不安定な時期にこそ冷静な行動」「混乱時の相場を楽しむ心の余裕を持つ」などなど、「長期保有を前提とした投資の心構え」を持つべしとしています。じゃあ長期保有していい企業ってどこなのよと。
- 経済危機でも投資を続ける企業
- 市場が低迷する中でも事業を縮小せず、競合が退く場面で逆にシェアを拡大する。
- 強固なビジネスモデルと優れた経営陣
これの見極めは難しいですよね。で、生涯いちシロウト投資家向け最有力投資先としてオルカンが登場するわけですが、記事ではそっちへは行きません。ここは少しだけ残念w
投資信託についても言及があり、安定した資金フローがあるかが重要。相場が悪い時期にも資金が流入するファンド、資金の流出が少ないファンドは信頼できるとしてます。
ホントその通りですよね。まあ、この際、長期投資にあるまじき不埒なやからにはそのファンドから下船してもらった方がいい、降りてもらって清々したという見方もあるかもしれませんけれどw
最も共感したのがここ↓
”うまく立ち回ることに憧れるよりも、淡々と自分のやり方を続けることができるのが長期投資では良いやり方です。自分が安心して保有できる株式や外貨建て資産の額を再確認してみるとよいでしょう。”
まさに!思わず太字にしてしまいました。「続けられるやり方をやっているのか?」「安心して保有し続けられる金額なのか」。これこそが長期投資の極意です。
ここであらためて考えておきたいのが、あなたが選んだそのやり方は、論理的に考えた結果としての「続けられるやり方」なのか?ということです。ここが本日のお題。
オルカンに至った論理を再整理してみよう
たとえば、今やみんな大好きオルカン。
私の場合は「続けられるやり方」として「ローコストによる全世界(時価総額)分散」があって、20年近い長い放浪の結果「オルカンに辿り着いた」なのですが、「となりの人が買っているから」だと、はなはだ危うい。ましてや「だって儲かるんでしょ」の場合は完全アウト。
「保有し続けられる金額」も同じです。「なんとなくいけそうだ」ではなく、「10年以内に使うであろうお金」のことや「一時的に耐えられそうな減額幅」などから論理的に導き出すべきと考えます。
論理は、我流でもいいのです。ただし、ある程度の勉強の裏付けは必要。若い頃から少しずつ積み上げていく「つみたて投資」は、実践による勉強法であるという意味においても、かなり合理的なのであります。