「NISAでのリバランスは必要ない」けれどアロケーションは大事という話
はじめに
記事では、運用成果の9割は資産の配分で決まるため、どの資産にどれだけ配分するかが重要とした上で、
- NISA運用における「リバランス」は不要
- ただし、リアロケーションは必要(ライフステージやライフスタイルの変化に応じた配分の見直しは必要)
- 預貯金や不動産など、資産全体でのアロケーションも重要
といった要点をまとめています。
とは言ってもどのくらいが今の自分にとって適切な資産配分なのかはなかなかわからないですよね。つみたて投資で少額から始め、値動きに慣れつつ資産を増やしていく方法がオススメ。長く続けることが大事というまとめです。
10年以上前の当ブログの記事からちょいとセルフ引用↓
”よく、資金を一気にリスク投資に向かわせるのはよくないので、1年くらいかけて分散した方がよい、というアドバイスも聞かれます。
ただ、私の経験を踏まえて言うと、
- 桃栗三年、柿八年。ポートフォリオは10年で!
という実感があります。一年ぐらいじゃ少ないです。
- ポートフォリオが固まるには、相場の上げ下げを何度か経験する必要がある。
- 自分の投資に対する考え方は、そう簡単に固まるわけではない。
ポートフォリオの育成には、時間がかかるのです。”
つみたてNISAからの新NISAで、投資を始めた人は多いと思いますが、この辺実感された方も多いのではないでしょうか。気長に行きましょう。長期投資なんで時間はたっぷりあるのです。
NISAでのリバランス
さて、冒頭記事のタイトルである「NISAでのリバランスは必要ない」って言う話。私も、「NISA口座に閉じたリバランスは必要はない」と考えます。正しくは「必要ないように持って行く」かな。
せっかく利が乗ったNISAワクを途中で放棄するのは合理的ではありません。NISA口座は生涯投資枠を使い切るまでひたすら積み上げていくのが吉。
で、その分、NISA以外の資産でリスクを調整していくわけです。たとえば、
- 特定口座のリスク資産
- 無リスク資産
こういった資産。
カギとなるのは「無リスク資産」でしょう。資産運用としての投資を長いことやってきて感じるのは、肝要なのはリスク資産の金額よりもむしろ無リスク資産の金額。ライフステージで変わっていくのは、ここなんですよね。リスク資産は今となっては簡単。下手な考え休むに似たりで、オルカン一本にしとけばいいわけです。いいソリューションができたなー。
なんて考えたりする今日この頃でした。