「株式投資と仕事の両立が大変」という問題
はじめに
”「サラリーマンの兼業投資家のため、投資に費やせる時間をなかなか確保できずにいます。仕事中は取引ができず、売買のタイミングを逸してしまうのも悩みです。仕事をしながら株式投資で勝つ方法が知りたいです」(40代男性、投資歴1年未満)”
日経マネーさんに寄せられたこの悩みに対する、著名な個人投資家3名のアドバイス記事。
お三方とも個別株投資の視点ですが、サラリーマン投資家には「長期投資」を推奨。効率的に運用には、売買頻度を減らす手法が最適であるとしています。
「株式投資と仕事の両立が大変」という問題
この問題、インデックス投資家チーム的には、ついつい鬼の首でも取ったかの勢いで、「だからインデックス投資なんだよ」というロジックを展開するわけですが、個人的には、そこまでは強気になってません。
インデックス投資に至る道としては、次の二つがあります。
(1)個別株投資より合理的だからインデックス投資
(2)サラリーマン風情にはインデックス投資しかムリ
私は、後者です。このブログの一番最初の記事では
”投資らしきものを始めて、5年。サラリーマンの投資について、いろいろ、考え、実践してきましたが、投資信託がベストチョイスであるという結論に達しました。”
なんて書いてました。個別株投資に対する自身の無力感を感じ、仕方ないので投資信託に走り、さらにある種の達観でもってインデックスファンドに到るという。なんとも逃げの一手。
サラリーマンって、毎月の給料から定額積立+ボーナスでちょこっと資金を追加して投資信託を買ってじっと持つくらいしかない。時間もないけど智恵はもっとない。でも、それでいいのだ、と。そんな屁理屈としてのドルコスト平均法だったりモダンポートフォリオ理論だったりするわけです。これらの理屈があるからインデックス投資になったと言うより、ある意味後付けなのでした。そんなことをあらためて考える今日この頃でした。