全世界株式型インデックスファンドの比較 2024/8
今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。
比較対象
<MSCI ACWI 連動>
最低水準グループ
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJアセットマネジメント)
- Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)(日興アセットマネジメント)
- はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)(野村アセットマネジメント)
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)
ローコスト競争脱落グループ↓
- 全世界株式インデックス・ファンド (STATE STREET)
- ステート・ストリート全世界株式インデックス・オープン(STATE STREET )
New 現時点での年率0.0748%は戦闘意欲なし ということで当面こちらのグループにします。今後の運用成績いかんです。 - たわらノーロード 全世界株式 (アセットマネジメントOne)
- Smart-i Select 全世界株式インデックス(りそなアセットマネジメント)
売ってるけど売れてないグループ↓
<FTSE Global All Cap 連動>
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))( 楽天投信投資顧問)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)) (SBIアセットマネジメント)
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
この比較シリーズでは、コストやベンチマーク乖離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。
- リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
- コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。
2024/8の比較 MSCI ACWI連動
最低水準のコストでがんばる4本のファンド+元祖オルカンライバル「たわら全世界」に絞ってます。スマホで見る時は必要に応じ横画面にしてくださいませ↓
2024/08 | オルカン | トレカン | ノムカン | 楽カン | たわら全世界 |
---|---|---|---|---|---|
1ヶ月 | -1.90% | -1.90% | -1.89% | ★-1.84% | -1.93% |
3ヶ月 | -1.772% | -1.78% | ★-1.767% | -1.90% | -1.82% |
6ヶ月 | 6.00% | ★6.03% | ★6.03% | 5.96% | 5.92% |
1年 | 21.16% | ★21.26% | 21.24% | - | 21.05% |
3年 | ★55.20% | - | - | - | 54.88% |
5年 | ★140.84% | - | - | - | 139.59% |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.05775% | 0.05775% | 0.05775% | 0.05610% | 0.1133% |
純資産総額(百万円) | 3,920,070 | 4,342 | 25,558 | 190,170 | 59,766 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 3,837,463 | 4,293 | 22,318 | 177,060 | 55,387 |
純資産総額前月差分 | 82,607 | 49 | 3,240 | 13,110 | 4,379 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
2024/8の比較 FTSE Global All Cap連動
2024/08 | 楽天VT+ | SBI雪だるま | SBIVT |
---|---|---|---|
1ヶ月 | -2.06% | -2.05% | ★-1.99% |
3ヶ月 | -2.12% | -2.09% | ★-2.08% |
6ヶ月 | 5.50% | ★5.58% | 5.53% |
1年 | 19.94% | ★20.02% | 20.01% |
3年 | 51.56% | ★52.00% | - |
5年 | 134.42% | ★134.50% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.192%程度 | 0.1102%程度 | 0.1438%程度 |
純資産総額(百万円) | 493,607 | 211,417 | 43,793 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 498,674 | 212,852 | 44,248 |
純資産総額前月差分 | -5,067 | -1,435 | -455 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。
- 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
- SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
- SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
今月の雑談
<MSCI ACWI>
年次リターンは、今月もまたまたトレカンの勝ち。がんばってるのにトレカン売れない。成績優秀なだけに設定当初の説明がまずかったのが悔やまれます。
あと、たわら全世界。信託報酬のスペック差がどうしても出てしまうのかな。来月からこのランキング表から落とすかもしれません。
<FTSE Global All Cap>
コストが二重にかかるETFを買うだけのファンドは、もはや歴史的使命を終えました。もうバンガードの冠はなくなったんですし、自前のマザーで運用するべきなのではないでしょうか。
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これ一本で全世界分散投資完了。リスク資産のリバランスが不要で、新NISAの生涯投資枠の活用の最適解のひとつでもある全世界株式クラス。今後もウォッチを続けていく所存です。
長期投資は続けてナンボです。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。
<ご参考>