副業しとけば良かったなあ、という話。
はじめに
”三井住友銀行は、約3万人の全従業員を対象に社外での副業を10月から解禁する。スポーツ指導者や語学講師、外部企業で短時間勤務するケースなどを想定する。社外での業務を通じて人脈や価値観の幅を広げてもらい、組織の活性化や多様性の向上につなげる狙いがある。”
ハードワークのイメージもある銀行員のみなさまに副業する体力が残っているのかという疑問は残ります(^^;)。まあ、そこは、ひとそれぞれということで。
- 1か月当たりの就業時間は20時間までとする。
- 人事制度改革を目指している
最初のは、ワークライフバランスを錦の御旗に優秀な人間に逃げられることに対する歯止め、後者はリストラの下地作りという含みか、などなどと邪推してしまいますが、素直に良い方向であると評価したい。
副業しとけば良かったなあ、という話
というのも、私が現役時代にやっておけば良かったなあと思うのが、まさに「副業」なのであります。現実は、兼業禁止規定でできなかったわけですけれども。
ちょっと前に「ライフシフト」というパワーワードが流行りました。
この本で理想的に描かれる人生の歩み方は、縦横無尽。凡人にはいささかしんどい。しかし、もう少しシンプルなストーリーは必要になってくると思われます。たとえばこんな人生フロー。
(1)0〜20歳くらい→勉強
(2)20歳くらい〜5、60歳くらいまで→サラリーマン
(3)5、60歳〜7、70歳くらいまで→別の仕事。できれば社長や個人事業主
早期リタイア組の私がいうのはアレですけど、70歳まで働くのは普通となりつつあります。実際、諸先輩方を見てても、元気な方が多いです。で、問題となるのは、もちろん(3)。何をやるのやれるの?と。
(2)でやることは、(1)という大いなる執行猶予(モラトリアム)期間に考え,必要なスキルを身に付けていくことになります。しかし、(3)のフェーズには、準備フェーズがありません。現実には出たとこ勝負の方が多いのではないでしょうか。
それでも準備するとなると、まずは自己投資で勉強かとなりますが、自己投資ってリスクが大きいんですよね。ものになるかどうかわからない。自己投資で英会話を学んだとしましょう。でも、(3)のフェーズでホントに英会話力が「仕事として」役に立つかどうか。 投資回収できるかはわからないのです。
だったら、体力のあるうちに仕事(副業)して(3)に必要なスキルを身に付けちゃえと言うわけです。先の英会話もこれを活かす副業を探せば有意義なものになります。そして、ここが大事なのですが「できたお金は人生を豊かにする原資」になります。
いいなー、副業解禁・・・おっと、今更言ってもしょうがない。過ぎた日々は帰らないので、仕事と呼ぶにはおこがましいようなことをしつつ、余生を過ごす今日この頃です。
以上、今回は、私自身の「たられば」話でした。