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2024年8月14日 (水)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2024.7月次報告


我が家のオススメファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。2024.7月次報告です。

2024/7 ベンチマークとの乖離

2024/7 ファンド ベンチマーク
1ヵ月 △5.4% △5.5%
3ヵ月 2.3% 2.2%
6ヵ月 13.4% 13.3%
1年 25.1% 24.8%
3年 61.6% 60.9%
設定来 150.3% 149.2%

今月の年次リターンのベンチマーク差異は、プラス0.3%でした。

ご参考

「ファンドとベンチマークで適用される配当税率の差異によるプラス要因」などがあり、本来あるべきパフォーマンスの算定は難しく、上記はあくまでご参考数値です。下記記事中でご紹介している、たいぐーさんの記事が非常に参考になります。

2024/7 純資産総額 

今月は、38,374.63億円直近の8/9現在、36,783.62億円。

202408141

                          右端、緑の棒グラフは、8/9付け

2024/7 資金流出入金額

今月の資金流入は、2239億円。8月の途中経過は、〜8/9までで(右端、緑の棒グラフ)551億円。 

202408142

2018〜2022 は年次

本ファンドには、毎月第3営業日あたりでまとまった資金流入があります。直近では、第3営業日の8/5に472億円の資金流入がありました。積立て投資の資金と推定され、長期資金流入のバロメータのひとつと見ています。

202408143

    ※資金流出入の計算
毎日の騰落分を調整した毎日の純資産の増減を月単位に累計。(当日の純資産額)ー(前日の純資産額×(前日からの騰落率+1))を月単位に累計することで筆者が推計。

<ご参考エントリー>

組入上位10カ国・地域

今月は、3ヶ月分と1年前を眺めてみることにしました。日銀以前にアメリカンバブルなのかなーって気もしてきますけど、ともあれ様子見。長期投資家たるモノ、永遠の静観ですw

順位 2024/07 2024/06 2024/05 1年前の順位 2023/07
1 アメリカ 62.7% 63.5% 61.6% アメリカ 59.7%
2 日本 5.4% 5.1% 5.3% 日本 5.5%
3 イギリス 3.3% 3.3% 3.5% イギリス 3.5%
4 カナダ 2.6% 2.6% 2.7% フランス 2.7%
5 フランス 2.5% 2.5% 2.6% カナダ 2.7%
6 スイス 2.2% 2.1% 2.1% スイス 2.1%
7 インド 2.0% 1.9% 1.9% ドイツ 2.0%
8 ドイツ 1.9% 1.9% 1.8% ケイマン諸島 1.8%
9 台湾 1.8% 1.9% 1.7% オーストラリア 1.7%
10 オーストラリア 1.6% 1.6% 1.6% 台湾 1.6%

信託報酬率の仕組みについて

こちら↓の表(交付目論見書より)の通り、5,000億円超の部分は若干ですが信託報酬が下がります。結果、全体としての信託報酬率も下がる仕組み。純資産総額の増大はファンドの継続性を担保するだけではなく受益者のリターン面にも貢献します。

202309124

今月の雑感

先月は一時4兆円超えしましたが、大きな調整が入った影響もあり、

  • 純資産総額が先月から横ばい(6月末3兆8321億円→7月末3兆8375億円)
  • 8月に入って、8/7に78.91億円の資金流出(1億を超える流出はファンド設定来初)
  • 月初の資金流入もちょっと元気なし(7月743億円→8月472億円)。

といった状況。

長期投資家としては、ここで踏ん張り続けることこそが将来のリターンに寄与すると考えております。「ここで売ってどうする」です。

 (1)積立
 (2)無リスク資産
 (3)収入(働く)

これら3つと合理的な投資行動の間には連鎖があります。収入があるから積み立てられ、無リスク資産があるから相場軟調でも取り崩さず積み立てられ場合によっては積み増せます。そして積み立てているから逃げ出したくなる相場も精神的に耐えられるという寸法です。

思うに高齢になっても長期投資を続けられそうな気がする要因に、収入=年金があるなあと。

たとえば今資産が半分に減って、20年くらい低迷が続いた上に後半5〜10年くらい認知症等で運用不能で天寿を迎えてしまったなんてシナリオのとき耐えられるか否か。あるレベル以上の資産額を保有し乗り切るか、いやいや年金にもきっちり頼っておくか、両方か・・・すみません、ちょっと仙人生活ネタがまじっちゃいましたw この話はまた別途♪

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オールカントリーは、これ一本で全世界に分散。配当込み指数に連動しているので複利の面からも望ましく、コストも激安。ベンチマークも明解ですから客観的に評価できます。かつては望むべくもなかった、ほぼパーフェクトなスペックのファンドです。最近は、「本ファンドを積み立てています」とおっしゃる方が私の周りでもたくさんいらっしゃいます。そんなみなさまの一助となるべく、当ブログは気を抜かずウォッチを続ける所存です。

三菱UFJアセットマネジメントさんには、丁寧な運用と説明でその支持に応えて欲しいと願っています。

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