遺族年金改正案をみてみる 2024
はじめに
”遺族年金の全てが5年間になると誤解を招きそうな見出しになっている。日経さん、この見出しはいただけないですよ。”
日経に限らず、例によって、メディアさん批判することにばかりご執心で正しく伝わってないんじゃない?と。どういう誤解かはぜひ深田さんの記事をご参照下さいませ。
同様のご指摘は、栗本大介さんもされていますのでこちらもどうぞ。
厚生労働省の元ネタはこちら↓
ここから抽出すると、
- 子ナシ60歳未満は、男女関係なく、一律、有期5年の給付に統一する
- 子がいる配偶者、高齢期の配偶者は変更なし。
- 変更は十分な時間をかけて段階的に行う
- 有期給付拡大に対して配慮措置を講ずる。
有期有期給付拡大の配慮措置が3つ。
- 死亡時分割の導入(配偶者の厚生年金に故人の分を按分して上乗せ)
- 収入要件の見直し(収入の多寡にかかわらずもらえるようにする)
- 有期給付加算の創設(遺族厚生年金=亡くなった被保険者の老齢厚生年金の3/4に加えて、有期の加算)
あとは、
- 中高齢寡婦加算及び寡婦年金の段階的廃止
- 子に対する遺族基礎年金の支給停止規定の緩和
雑談
まあ、たしかに、「ソースをよく読め」ってことなんですけど、ソースが長すぎるし、わかりづらいですよね。というか、現行制度が既に複雑なのかw
個人的には、高齢者の遺族年金の無期給付は残るということで、ひとまず安心。これ、我が家の年金設計の根幹の一つですからね。
普通、自分が死ぬまでの受給額で損得勘定をしたりしますが、配偶者がいる場合は、遺族年金分も損得勘定に含めた方が良いのかしら。
それにしても、年金制度は複雑すぎる(無限ループ)。