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2024年8月 2日 (金)

各資産クラスのパフォーマンス 2024/7


今月の各資産クラスのパフォーマンスの定点観測です。

チェック方法

  • Slimシリーズ(全米株式は除く)の基準価額で当月末の年次リターンと月次リターンを計算。

2024/7末 年次リターン

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2024/7末 月次リターン

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雑談

今月は、日米の金利情勢の潮目がついに見え、株式クラスは低調。リートが踏ん張りました。さて、ここしばらくの株式クラスは、滅多に起きない状態が続いていました。オルカンの年次リターンの推移を時系列で見てみましょう。

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オルカンができてからまだ6年くらいですが、全体的に好調で、暴落と言えるようなできごと、すなわち、年次リターンがマイナス40%、マイナス50%となるようなことは起きてません。それどころかプラス方向で滅多に起きない状態がたった6年の間に2回もありました。

オルカンの期待リターンがせいぜい年5ー6%だと考えるなら、どこかで反動が来る可能性は考えておく必要があります。それは、今かもしれないし、まだまだ先かもしれません。相場の神さまのみぞ知る、です。

長期投資を志しているならば、相場低迷期は絶好の買い場でもありいたずらに恐れる必要はありませんが、そう思える以上のリスクを取ってないか、昨今の好相場が気になってリスク資産比率を最近上げちゃった、なんて人は要注意。

まあ、長期投資を始めたばかりの人の場合はのんびり考えれば良く、資産がある程度積み上がったころには経験も積み上がって自分で考えられるようになっているという。そういう意味でも長期投資はリーズナブルな方法論であります。

ちなみに、私の場合は、今から20年後なんて生きてるかどうかもわからないとこまで人生の双六が進んじゃっているので、徐々にリスクを低下させる算段が残された唯一の暴落対策です。

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我らがオールカントリーは、年次、月次ともに中庸。イチバンになることはない代わりにビリになることもない。マキアヴェッリ、500年前の言葉を今月も噛みしめたい。

"中ぐらいの勝利で満足するものは常に勝者であり続けるだろう。反対に、圧勝することしか考えない者は、しばしば、陥し穴にはまってしまうことになる。-『フィレンツェ史』-"

インデックスファンドが発明される前、資本主義が形を成すずっと前から続く、真理なのであります。

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