全世界株式型インデックスファンドの比較 2024/7
今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。
比較対象
<MSCI ACWI 連動>
最低水準グループ
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJアセットマネジメント)
- Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)(日興アセットマネジメント)
- はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)(野村アセットマネジメント)
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)
ローコスト競争脱落グループ↓
- 全世界株式インデックス・ファンド (STATE STREET)
- ステート・ストリート全世界株式インデックス・オープン(STATE STREET )
New 現時点での年率0.0748%は戦闘意欲なし ということで当面こちらのグループにします。今後の運用成績いかんです。 - たわらノーロード 全世界株式 (アセットマネジメントOne)
- Smart-i Select 全世界株式インデックス(りそなアセットマネジメント)
売ってるけど売れてないグループ↓
<FTSE Global All Cap 連動>
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))( 楽天投信投資顧問)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)) (SBIアセットマネジメント)
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
この比較シリーズでは、コストやベンチマーク乖離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。
- リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
- コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。
2024/7の比較 MSCI ACWI連動
最低水準のコストでがんばる4本のファンド+元祖オルカンライバル「たわら全世界」に絞ってます。スマホで見る時は必要に応じ横画面にしてくださいませ↓
2024/07 | オルカン | トレカン | ノムカン | 楽カン | たわら全世界 |
---|---|---|---|---|---|
1ヶ月 | ★-5.35% | -5.36% | -5.36% | -5.42% | -5.36% |
3ヶ月 | ★2.28% | 2.27% | 2.27% | 2.13% | 2.24% |
6ヶ月 | 13.44% | 13.462% | ★13.464% | 13.29% | 13.37% |
1年 | 25.10% | ★25.22% | 25.17% | - | 25.00% |
3年 | ★61.64% | - | - | - | 61.36% |
5年 | ★132.64% | - | - | - | 131.65% |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.05775% | 0.05775% | 0.05775% | 0.05610% | 0.1133% |
純資産総額(百万円) | 3,837,463 | 4,293 | 22,318 | 177,060 | 55,387 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 3,832,050 | 4,284 | 19,651 | 167,019 | 51,274 |
純資産総額前月差分 | 5,413 | 9 | 2,667 | 10,041 | 4,113 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
2024/7の比較 FTSE Global All Cap連動
2024/07 | 楽天VT+ | SBI雪だるま | SBIVT |
---|---|---|---|
1ヶ月 | -5.06% | ★-4.92% | -5.08% |
3ヶ月 | 2.04% | 2.05% | ★2.02% |
6ヶ月 | 13.01% | ★13.05% | 12.99% |
1年 | 23.90% | ★23.96% | 23.95% |
3年 | 57.84% | ★58.32% | - |
5年 | ★127.12% | 126.91% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.192%程度 | 0.1102%程度 | 0.1438%程度 |
純資産総額(百万円) | 498,674 | 212,852 | 44,248 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 519,060 | 219,937 | 45,969 |
純資産総額前月差分 | -20,386 | -7,085 | -1,721 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。
- 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
- SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
- SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
今月の雑談
<MSCI ACWI>
年次リターンは、今月もトレカンの勝ち。現在までのところ信託報酬率の引き下げの出遅れが効いてます。それにしてもトレカン売れない。成績優秀なだけに設定当初の説明がまずかったのが悔やまれます。
<FTSE Global All Cap>
コストが二重にかかるETFを買うだけのファンドは、もはや歴史的使命を終えました。もうバンガードの冠はなくなったんですから、自前で指数を運用するべきなのではないでしょうか。FTSE指数勢がオルカンに対抗するにはそれしかないように思います。
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これ一本で全世界分散投資完了。リスク資産のリバランスが不要で、新NISAの生涯投資枠の活用の最適解のひとつでもある全世界株式クラス。今後もウォッチを続けていく所存です。
長期投資は続けてナンボです。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。
<ご参考>