8月のオルカンホルダーたちはどう動いたか? 月末には一日早いが資金流出入をチェックしてみた
トウシル、ファイナンシャルプランナーの横田 健一さんによる良記事です。
ちょっと前の記事ですが、東証マネ部さんでも転載されていたのと、月末を迎えちょっと思うところがあってのご紹介。
長期投資の基本を再確認
要点をかいつまみますと、
- 新NISAもあって、全世界株式や米国株式に連動するインデックスファンドへの投資が大人気
- これらのファンドは多くの銘柄に投資することでリスクを抑えることができる
- しかし、インデックスファンドにもリスクがあってけっこう大きい。(市場リスクはいくら分散しても残る)
- 含み損を抱えることだってあるが、長期的には回復してプラスに向かうことが期待できる。
- 短期的な変動にとらわれず、長期的な資産形成を目指す姿勢が求められる。
という、株式による資産形成道、基本中の基本のお話でした。
さて、「月末を迎えちょっと思うところがあって」というのは、我らがオルカンの今月の資金流出入。オルカンホルダーのみなさまがこの相場にどう反応したか? 1日早いですが月末が来たのでチェックしてみました。
8月のオルカンホルダーたちはどう動いたか? 月末には一日早いが資金流出入をチェックしてみた
8/28日までの資金流出入です。ご覧のように、ちょっとばっかし、低調ですね。
こういう軽い下落相場の時に大切なことは、
- 淡々とつみたて続ける(あせって買い増さない)
- 粛々とホールドする(あせって売らない)
です。
有識者のみなさんがあれほど売っちゃダメ、つみたて続けろと口を酸っぱくして言ってるのにー。わかってない人がそれなりにいたということでしょうか。まあ、プロの経済評論家でも「バブル相場急落の前に保有株全部売ったった」って自慢している輩もいるからなあ。とは言え「概ねわかっている人が多い」とも言える数字ですかね。
ちなみに、ものすごく大きな下落相場の時はもちろんリバランス条件が発動して「買い」です。いずれにせよ「売る」はありません。オルカンってそんな長期投資のための商品なんです。逆に言えばそういう投資をしたい人にとっては夢のような商品だったわけで。
ただ、新NISAが始まった年にこういう相場の揺れ動きがあって、よく理解してないままオルカンを買ったみたいな層が下船することができたのだとしたら、ある意味幸運だったと言えるかもしれません。