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2024年7月15日 (月)

どの程度リスクを取るべきなのか?


日経、田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第75回のテーマは、こちら。

はじめに

年金財政検証にいついての田村さんの解説記事。ポイントは4つ。

  • 所得代替率の低下と、実際の年金額は必ずしも連動しない
  • マクロ経済スライドは今の高齢者も逃げ切れない仕組み
  • マクロ経済スライドでは所得代替率さえ下がればいい
  • モデル年金はいまだに厚生年金がゼロの専業主婦世帯で実態と合ってない。

というわけで、先日も書きましたが、実質年金額で考えましょうと言うお話でした。

雑談

実質年金は賃金との闘い、すなわち物価との闘いでもあります。

(1)まずは年金で生きることを考える
(2)物価上昇は資産運用でのリカバーを考える

この両者のバランスをどう取るか。「リタイア後も運用しながら使う」なんて軽く言いますが、

 自分は、どの程度リスクを取るべきなのか?

まずは、これがむずかしいってことを理解するところからなんですよね。

基本的な考え方としては、リスク資産の期待リターンを6%、インフレ率を2%と見るなら、3分の1はリスク資産にしないと 資産の実質的な価値は維持できないことになりますが、ふたつ注意点があります。

  • 期待リターンは長期的なもの。シニアは運用の残り時間が少ない。
  • 物価の行方(インフレ率)は予想困難。

自分で考えられない人はFPさんに相談してみるのも手です。FPさんにしても相性がありますから、セカンドオピニオンも必要なのかなあ。

私の場合は、特に専門家に相談することもなく、カウチポテト(運用資産の半分がリスク資産)に軟着陸しました。しかし、これとて明確な論理があるわけではありません。運用経験の中から、なんとなく私はそんなもんだろうという結論に辿り着いただけです。最後はエイやっ。この問題、現役時代からリスクを取りながら体得するしかないように個人的には思います。

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2024年〜コメント欄は原則廃止しましたが、本シリーズはたむりん向けにオープンにしてます。
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