パッシブ投資 鬼十則 2024
名言好きな私。マキアヴェッリ語録の中には500年の時を越えてパッシブ投資に相通ずるものがある、みたいな話を毎月書いてます。で、ふと思い出したのが、以前書いた、パッシブ投資鬼十則。これの2024年版を再掲してみようかというのが今回のお題。
はじめに
元ネタは、電通の鬼十則。電通中興の祖、四代目社長吉田秀雄さんによるものです。
- 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
- 仕事とは、先手先手と働き掛け、受身でやるべきではない。
- 大きい仕事と取り組め。小さい仕事は己を小さくする。
- 難しい仕事をねらえ。それを成し遂げるところに進歩がある。
- 取り組んだら放すな。殺されても放すな。目的完遂までは。
- 周囲を引きずり廻せ。引きずるのと引きずられるのとでは、長い間に天地の差が出来る。
- 計画を持て。長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と正しい努力と希望が生まれる。
- 自信を持て。自信がないから君の仕事は迫力も粘りも厚みすらもない。
- 頭は常に全回転。八方に気を配って一分の隙があってはならぬ。サービスとはそのようなものだ。
- 摩擦を恐れるな。摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと、きみは卑屈未練になる。
これは鬼過ぎて時代に合わないと言うことで、本家の電通さんでは会社の手帳から消えたなんて話がちょっと前にありました。ただ、資本主義のある側面を映し出しているようにも感じられ、ある意味味わい深い。
で、これを私が勝手にもじったパッシブ投資版であります。2024年バージョン。
パッシブ投資 鬼十則!2024
- 銘柄は自ら選ぶべきではなく、市場平均を与えられるべきだ。
- 投資とは、先手先手と働き掛けず、地味に受身でやるべきものだ。
- 大きな投資と取り組むな。小さな投資が己の財産を大きくする。
- こむずかしい投資法をねらうな。それをあきらめるところにお金を増やす道がある。
- 組み込んだら放すな。殺されてもホールド。経済的自立達成までは。
- 他人の投資を気にするな。気にするのとしないのとでは、長い間に天地のリターン差が出来る。
- 計画を持て。長期の投資計画を持っていれば、忍耐とつみたてと正しいリバランスと希望が生まれる。
- 自信を持つな。自信を持つから君の投資は一発狙いで撃沈する。
- 頭は常に低回転。コストとリスクだけには気を配ってあとは人生を楽しむべし。パッシブ投資とはそのようなものだ。
- 短期売買を恐れよ。高回転率は大損の母、証券会社の肥料だ。でないと、きみはカモネギになる。
不抜けてます。いや、ある意味、鬼。
ちょっと表現を変えてみましたが、あんまり変わってません。変えなくても良かったかも。変わってたまるかというか、パッシブ投資とはそういうものなのであります。
今回は当ブログのアーカイブ的記事でした。