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2024年7月 3日 (水)

つみたて投資の最適解・・・・最適って何?


デイリー新潮さん。マネックス証券の岡元兵八郎氏による解説です。

はじめに

毎度おなじみ打倒オルカンのやつです。プロ版「ボクの考えた最強のポートフォリオ」が登場!

(1)世界経済を牽引する米国のグローバル企業の集合体である「S&P500」
(2)人々の生活を変えてくれるイノベーション企業の指数である「ナスダック100」
(3)長期的に先進国よりも高い経済成長が期待できる「新興国」

上記3つのテーマの投資信託に1/3ずつ集中投資すること

以上が、岡元氏による作戦でありました。

短期ならまだしも、長期では怖すぎる。これはつみたて投資枠の話みたいですが、成長投資枠はもっと怖いポートフォリオなんだろうな〜。

つみたて投資の最適解・・・・最適って何?

投資をオルカンで始めたばかりのいたいけな投資家がフラッと来ないようにあらためて書いておくと、

  • 勝つアクティブ戦略もあれば負ける戦略もある
  • どの戦略が勝つかはわからない。
  • ましてや勝ち続けるなんて至難のワザ。

だからずっとニュートラル、ずっと平均点のオルカンなのです。

記事では、「株式投資は将来起きることを織り込みにいく」という原点に立ち返って考えると書いてありますが、これは、その通りだと思います。ただ、市場はそれらの思惑(未来予測)を既に「織り込んでいる」わけで。この戦略を直近で見ると勝ってるってそう言うことでは?オルカンをバックミラー型投資と批判してる場合じゃないです。

というか記事にしちゃってる時点でアウトか。バレて織り込まれちゃう。

記事のタイトルには”「積み立て投資」の最適解”とありますが、そもそも最適って何?と。

理論上の最適解ははっきりわかってます。それが「接点ポートフォリオ」。もっともシャープレシオが大きくなる組合せです。これと無リスク資産を組み合わせることが理論的な最適解。

市場が効率的であるなら「接点ポートフォリオ」=「市場ポートフォリオ」ですが、現実の市場はそこまで効率的ではないので、具体的なポートフォリオの最適解はよくわからないのが現実です。安易にアクティブ投資の一戦略に「最適」という言葉は使って欲しくないなあ。まあ、個人としての最適解ならオーケーです。自分がすべてですからね。

それにしても、オルカンは初心者向きだと書いてある記事にろくなものはありません。私なんか最後がオルカンになりそうなのに。

余談

記事で、ちょっと面白かったのは、岡元さんがニューフェイスだった1987年ごろのエピソード。

”日本の証券会社の店頭では、「あのNYダウとかいうやつを買いたいのだが」と問い合わせるお客さんがいた、という有名なジョークがありました。”

そんなもの売ってませーん、というワケなのですが、今は普通に売ってるわけです。そしてNYダウではなくS&P500が大人気。でも、1987年だったら、すでに、バンガードがS&P500のインデックスファンドを売ってたんですよね(Vanguard 500 Index Fund Investor (VFINX)は1976年設定)。日本の証券会社の現場はプロなのにインデックスファンドを知らなかったわけです。さすがに研究所みたいなとこの人はしっかり調査されていたとは思うんですけど、これじゃ世界の競争で負けちゃうよね。証券業界だけではなく、どの業界も同じ。それが、日本の株式会社の時価総額や為替に素直に反映されているのが、今なのかなあ、などと考えている今日この頃であります。

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