オルカンの保有者数 424 万人超えって、けっこうすごくないですか
オルカンの保有者数 424 万人超え!
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(略して、オルカン※1。以下同様)の保有者数が 424 万人、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は 420 万人を超えたことをお知らせいたします。
ご存じのように、NISA拡充と好相場が追い風となりSlimシリーズの純資産総額が急増していますが、保有者数もガンガン増えている模様です。
どうやって調べたのかと思ったら、ヒアリングしたんですね(^^;)。なんだか執念のようなものを感じます。お疲れさまでした。
オルカン424万人。人口1億2000万人として3.5%。NISA口座数が2024年3月末で、ざっくり2300万口座。それとの対比だと18.4%という規模感。保有者数は延べ人員なので、あくまで規模感です。それにしても、かなりの人が、オルカンを持っていることになります。
20年前の非常識が常識となりつつある
世界市場ポートフォリオというのを私がはっきり認識したのが橘さんのこの本ですから、2006年。早いモノでいまから20年近く前のことです。
この本では、まだ、新興国まで組み込むという発想にはなってはいなかったものの(当時、新興国株インデックスファンドは、まだ国内では見当たらなかったように記憶しています)、外国株比が80%近くの世界市場ポートフォリオこそが、金融理論上、もっとも合理的な投資であると橘さんは説いたのでした。早い話、勉強しろよな、とw
当時の感覚では、オルカンのような商品は、常識はずれだったわけです。
大げさにたとえると、世界市場ポートフォリオが地動説なら日本株中心のポートフォリオが天動説。一見、アグレッシブな資産配分の世界分散投資こそが、実は普通の人に向いている投資の大本命ですよ、と。
それが、いまや400万人超えの支持を得たわけですから、変われば変わるものであります。
当ブログとしても感慨深いものがある今日この頃であります。