個人向け国債 変動10年 発行条件の推移 2022−2024/6
今月の個人向け国債の発行時利回りのチェックです。
最近の個人向け国債 変動10年 発行条件の推移 2022−2024/6
変動10年 第171回債(令和6年6月)の発行条件は、0.69%(税引き前)。基準金利は1.04%。
6/7追記 今月の個人向け国債発行条件
ネット銀行の定期預金金利との比較
金利高めのオリックス銀行さんの直近の金利はこちら↓
ちょっと前まではネット銀行の定期預金の方が金利高めだったのですが、いまや個人向け国債の方が優位な傾向にあります。
雑感
今月も少し上がりました。
個人向け国債変動10年の特徴は、
- 半年ごとに適用金利が見直される。金利上昇局面で有利。いったん買ったら10年の満期が来るまでほっとけば済むので楽チン。
- 発行後1年経ったら、中途換金も可能。
- 債券なので、分別管理の対象。ペイオフ対策になる。
- 国家が発行しているので安全性が高い。
言うなれば、キング・オブ・無リスク資産。こんな商品、民間金融機関には作れません。
特にシニア世代以上の無リスク資産は、高利の定期預金を放浪するよりペイオフ対策を兼ねて個人向け国債にまとめておくのが得策と私は思います。
ついに金利のある真っ当な時代の復活か? 個人向け国債変動10年の発行条件のウォッチは今後も続けます。
6/7追記 ご参考:新窓販国債について
ちなみに、新窓販国債というのもあります。
個人向け国債との大きな違いはここ↓
- 購入後市場の金利が上昇していくと... 元本時価が下落するので、償還期限前に売却する場合には、売却損が出ることもあります。
- 購入後市場の金利が下降していくと... 元本時価が上昇するので、償還期限前に売却する場合には、売却益が出ることもあります。
つまり、ふつうの債券ということです。
「窓販」といいつつ購入可能なネット証券もあります(SBI証券と楽天証券)。
現時点では、まだまだ金利が低く期待リターンがマイナスっぽいので私は買ったことはありません。今後のお勉強課題です。