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2024年6月18日 (火)

全世界株式型インデックスファンドの比較 2024/5


今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。

比較対象

<MSCI ACWI 連動> 

最低水準グループ

ローコスト競争脱落グループ↓

売ってるけど売れてないグループ↓

<FTSE Global All Cap 連動>

この比較シリーズでは、コストやベンチマーク乖離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。

  • リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
  • コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。

2024/5の比較 MSCI ACWI連動

最低水準のコストでがんばる4本のファンド+元祖オルカンライバル「たわら全世界」に絞ってます。スマホで見る時は必要に応じ横画面にしてくださいませ↓

2024/05 オルカン トレカン ノムカン 楽カン たわら全世界
1ヶ月 2.14% 2.15% 2.14% ★2.18% 2.13%
3ヶ月 7.91% 7.95% 7.94% ★8.01% 7.89%
6ヶ月 21.39% ★21.46% 21.44% 21.33% 21.36%
1年 36.73% ★36.90% - - 36.65%
3年 ★65.52% - - - 65.23%
5年 ★146.44% - - - -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.05775% 0.05775% 0.05775% 0.05610% 0.1133%
純資産総額(百万円) 3,430,011 3,867 15,259 139,097 42,573
参考:前月純資産総額(百万円) 3,159,587 3,567 11,753 116,332 35,481
純資産総額前月差分 270,424 300 3,506 22,765 7,092

★は同一指数内で一番成績の良いもの

2024/5の比較 FTSE Global All Cap連動

2024/05 楽天VT+ SBI雪だるま SBIVT
1ヶ月 2.10% 2.10% ★2.12%
3ヶ月 7.79% ★7.83% 7.78%
6ヶ月 ★21.04% 20.99% 20.98%
1年 35.82% ★35.88% 35.84%
3年 61.22% ★61.42% -
5年 ★139.74% 139.24% -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.192%程度 0.1102%程度 0.1438%程度
純資産総額(百万円) 487,139 205,536 43,120
参考:前月純資産総額(百万円) 471,031 197,558 41,394
純資産総額前月差分 16,108 7,978 1,726

★は同一指数内で一番成績の良いもの

FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。

  • 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
  • SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
  • SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

今月の雑談

<MSCI ACWI>

年次リターンは、今月もトレカンの勝ち。オルカンはトレカンを舐めてましたね。信託報酬率の引き下げの出遅れが効いてます。

<FTSE Global All Cap>

こちらは接戦。今月は雪だるまの勝利。ETFを買うだけファンドっていうのは、ファンド自体のコスト構造もさることながらオペレーションによる差がそれなりに見えてきちゃうのかもしれませんね。そもそも僅差ですし、コスト差がそのまんま見えてくると言う風にはなりません。

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本エントリーで掲げている全世界株式クラスのファンド(表以外も含む)の純資産総額の総計は、4.4兆円弱。「日本株を買わないで外国ばっかり買いやがって」的な論評をたまに見かけますが、心配するのは政府の外貨準備高くらいになってからで十分かな。まあ、本カテゴリーのファンドは日本株もそれ相応に買ってますし、それどころか実需の世界で世界に流れる日本の富をある意味奪い返してるわけで。

本質的な問題は、どっちかっていうと日本の企業の業績の方。これが伸びれば資金は自ずと集まります。資本主義とは結局リスク&リターン。一方、サラリーマン社長だらけの日本だとリスクに見合った報酬(リターン)が得られない。その辺とも関係があるんでしょうか。

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これ一本で全世界分散投資完了。リスク資産のリバランスが不要で、新NISAの生涯投資枠の活用の最適解のひとつでもある全世界株式クラス。今後もウォッチを続けていく所存です。

長期投資は続けてナンボです。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。

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<ご参考>

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