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2024年5月19日 (日)

あれから1年。年次リターンでトレカンがオルカンを破る 全世界株式型インデックスファンドの比較 2024/4


今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。

比較対象

<MSCI ACWI 連動> 

最低水準グループ

ローコスト競争脱落グループ↓

売ってるけど売れてないグループ↓

<FTSE Global All Cap 連動>

この比較シリーズでは、コストやベンチマーク乖離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。

  • リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
  • コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。

2024/4の比較 MSCI ACWI連動

最低水準のコストでがんばる4本のファンド+元祖オルカンライバル「たわら全世界」に絞ってます。スマホで見る時は必要に応じ横画面にしてくださいませ↓

2024/04 オルカン トレカン ノムカン 楽カン たわら全世界
1ヶ月 1.55% 1.557% ★1.561% 1.558% 1.54%
3ヶ月 10.91% 10.94% ★10.95% 10.93% 10.89%
6ヶ月 27.66% ★27.75% 27.73% 27.41% 27.66%
1年 40.04% ★40.24% - - 39.97%
3年 ★64.24% - - - 63.93%
5年 ★125.16% - - - -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.05775% 0.05775% 0.05775% 0.05610% 0.1133%
純資産総額(百万円) 3,159,587 3,567 11,753 116,332 35,481
参考:前月純資産総額(百万円) 2,929,099 3,304 8,763 96,935 28,366
純資産総額前月差分 230,488 263 2,990 19,397 7,115

★は同一指数内で一番成績の良いもの

2024/4の比較 FTSE Global All Cap連動

2024/04 楽天VT+ SBI雪だるま SBIVT
1ヶ月 1.45% ★1.51% 1.43%
3ヶ月 10.75% ★10.78% 10.75%
6ヶ月 ★27.30% 27.25% 27.19%
1年 38.75% ★38.92% 38.75%
3年 59.87% ★60.20% -
5年 ★119.48% 119.32% -
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) 0.192%程度 0.1102%程度 0.1438%程度
純資産総額(百万円) 471,031 197,558 41,394
参考:前月純資産総額(百万円) 458,134 190,935 40,143
純資産総額前月差分 12,897 6,623 1,251

★は同一指数内で一番成績の良いもの

FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。

  • 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
  • SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
  • SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

今月の雑談

<MSCI ACWI>

今月は、ついにトレカンの年次リターンが出ました。なんと、オルカン(40.04%)を上回る40.24%という好成績。

 トレカン、ズルしてなかったかも。

運用報告書を見てということにはなるんでしょうけれども、パフォーマンスは運用報告書では釈然としない部分も含めてセットで浮き彫りにします。この運用がこれからも続くのであれば、トレカンはもう少し売れてもいいんじゃないかという気はします。販路戦略に失敗してるんでしょうか。

3兆超えの純資産総額はともかくも。最近パフォーマンス比較では冴えないぼくらのオルカン。先月もご紹介しました三菱UFJアセットマネジメントさんの見解。

”類似ファンドの中には、(中略)実質的な運用コストの把握が困難なものもあります。つきましては、当該類似ファンドの運用報告書等の各種開示情報を比較検討し運用コストが比較可能になりましたのち、適切な判断を行う予定です。”

適切な判断をする「時は来た」なのではないでしょうか。

なお、表には出ていないコスト競争脱落組には目立って良いパフォーマンスのファンドはありません。コストこそパフォーマンスであります。

<FTSE Global All Cap>

今月は、雪だるまが巻き返して・・・・というか、もう、米国のETFを買うだけのスキームには興味がまったく湧きません。もうこのカテゴリーのファンドの比較はやめようかと思案中の今日この頃です。

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これ一本で全世界分散投資完了。リスク資産のリバランスが不要で、新NISAの生涯投資枠の活用の最適解のひとつでもある全世界株式クラス。今後もウォッチを続けていく所存です。

長期投資は続けてナンボです。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。

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<ご参考>

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