勝者は楽天 〜NISA口座 2024年1Qの陣
NISA口座 2024年1Qの陣
日経の独自調査による2024年3月末時点でのNISA獲得合戦の結果を記事のグラフから読み取るに、
- 楽天証券(520万口座)、SBI証券(477万口座)の2社が寡占
- 続く野村証券はその3分の1
その他の会社は、負け組。ネット証券系を拾ってみると、
- マネックス証券が野村の3分1
- カブコム証券、松井証券がマネックスの半分〜3分の1くらい
NISAは一人1社であることを考えると、けっこう明暗分かれる壊滅的な結果となりました。
勝者は楽天
健闘したのが楽天証券。モバイル事業に足を引っ張られて改悪に次ぐ改悪でもはやこれまでかと思われたのが1年前。しかし、保有ポイントのつく「楽天・プラス」シリーズの投入や敵失※もあってか、ここに来て復活した模様です。
敵失というのは、SBI証券のまさかのカード付与ポイント改悪。
前年の利用額が10万円未満だと付与ポイントゼロ。しかも、このことは、三井住友カードのリンクを辿りに辿らないとわからないという悪質ぶりです。
どこの会社もこの種の改悪ポテンシャルを抱えていますから気にしないのが吉ではあります。また、ポイント条件のいい証券会社が勝者になったかというと必ずしもそうではありません。総合的な判断になるのですが、資産形成を始めようっていう若い世代にとってはウェイトの大きなスペックのひとつですよね。
私自身はもはや資産形成終了世代で、NISAの使い途は特定口座保有資産の非課税シフトがメイン。年360万円のワクは一括指向です。もはやクレカ積立は利用することはないのですが、少々、気分の悪い話です。ムスコの楽天証券の口座、SBIに乗り換えなくて結果オーライだったなと思ったりする今日この頃です。
それにしても「NISA口座を選び間違えたな…」っていうときのリカバリ(乗り換え)が今後話題になるかもしれません。