必ず儲かる投資信託はない
はじめに 「つみたて王子」、次はどこへ行く?
Kenzさんのツイートで気が付きました。中野ファンの私としたことがあやうくスルーするところでした(笑)。ありがとうございます。
こんな人に会ったことないですが。⇒「多くの人が「とにかくオールカントリー(※「全世界株型」のインデックス型投資信託)を買っておけば、必ず値上がりする」と思っているところです」⇒ アクティブ投信は時代遅れ?「つみたて王子」は泥臭く:なかのアセット・中野晴啓 https://t.co/EAQchDGpg7
— ケンズ (kenz 投資ブロガー ) (@kenz08) April 21, 2024
記事はと申しますと 中野さんへのQ&A10連発。
【Q1】なぜ新会社を立ち上げたのか?
【Q2】運用会社を立ち上げる苦労とは?
【Q3】セゾン投信と何が違う?
【Q4】なぜアクティブ型投信なのか?
【Q5】アクティブ投資だと「草食投資」から「肉食投資」に?
【Q6】直販ではなくネット証券で販売する理由は?
【Q7】長期の積立投資をする人が増えた現状をどう見る?
【Q8】個人投資家が日本株にあまり注目していないが・・・?
【Q9】これから日本はどんな国になってほしい?
と続き、最後の質問が、
【Q10】「つみたて王子」、次はどこへ行く?
”今回のお話を通して、中野さんは本質的にこれまでと変わることなく、長期積立投資の方針を貫かれていく、ということがよく分かりました。ただ、これまで「つみたて王子」と呼ばれ、キラキラしていた印象だったところが、少し雰囲気が変わられた印象です。”
・・・っておいっ(笑)。
てな具合になかなかエッジの効いた質問集になっておりますのでぜひご一読ください。
雑談 必ず儲かる投資信託はない
Kenzさんのポストにリアクションしたところ、けっこう反応があったのでブログの方でも紹介しておきます。
オルカンを称して「必ず儲かる投資信託はない」それはアクティブファンドも同じ。インフレになると「超過リターンが得られ、王道のアクティブ型投資信託に優位性が出てくる」ってそんなこと言っていいのかしらww
— NightWalker (@nwalkerz) April 21, 2024
インデックスは全アクティブ投資の総和。勝者がいれば敗者あり。 https://t.co/Fv8XYlhLJl
私がいつも言ってることを詰め込んでしまいました。
「必ず儲かる投資信託はない」…これは、同じ株式市場の上に乗っていれば、どのファンドも同じです。そして、上記ポストでは書きそびれましたが、強く言いたいのは、
必ず市場平均に勝てる投資手法はない
ということ。インフレになると(市場平均に対する)超過リターンが得られる可能性が高いってそんなバカな(笑)。インデックスは全アクティブ投資の総和に過ぎません。いかなる経済環境であろうと、インデックスに勝つアクティブ投資家も入れば、それと同じくらい負けるアクティブ投資家が存在します。インフレだって市場平均に負けるアクティブもあるのです。
アクティブファンドの市場平均に対する中長期的な勝率は決して高くはなく、50%を切ることが多いこともわかってます。
コスト分負けてるのか、アクティブファンドは、割と自由なその他のアクティブ投資家(たとえば個別株投資家)よりも厳しい条件で戦わざるを得ないからなのか、はたまた、アクティブファンドのマネージャーの運用能力が全アクティブ投資家の平均より低いからなのか。その理由はわかりません。
願わくば、新生「なかのファンド」が、アクティブ投資家たちの厳しい闘いの中での勝ち組となりますように。私としてはオルカン買って、祈ってます。