個人向け国債 変動10年 発行条件の推移 2022−2024/4
今月の個人向け国債の発行時利回りのチェックです。
最近の個人向け国債 変動10年 発行条件の推移 2022−2024/4
変動10年 第169回債(令和6年4月)の発行条件は、0.50%(税引き前)。
ネット銀行の定期預金金利との比較
金利高めのオリックス銀行さんの直近の金利がこちら↓
ちょっと前まではネット銀行の定期預金の方が金利高めだったのですが、いまや個人向け国債の方が優位な傾向にあります。
今後の注目は、やはり日銀です。先日、YCC &ETF買付の看板は下ろしました。ただ、これらが実質的にすでに効力を失っていたのか、市場が織り込んでいたのかはよくわかりませんが、その後は金利情勢はあんまり変わってません。
個人向け国債変動10年の特徴は、
- 半年ごとに適用金利が見直される。金利上昇局面で有利。いったん買ったら10年の満期が来るまでほっとけば済むので楽チン。
- 発行後1年経ったら、中途換金も可能。
- 債券なので、分別管理の対象。ペイオフ対策になる。
- 国家が発行しているので安全性が高い。
言うなれば、キング・オブ・無リスク資産。
特にシニア世代以上の無リスク資産は、高利の定期預金を放浪するよりペイオフ対策を兼ねて個人向け国債にまとめておくのが得策と私は思います。
個人向け国債変動10年の発行条件のウォッチは今後も続けます。