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2024年4月28日 (日)

1ドル158円! 2024


1ドル158円! ということで、今回は完全な与太話です。

はじめに 長期投資家としての私の為替観。

いつも書いていますが、私の為替観は、以下の通り。

 為替とは、期待リターンゼロ&相関関係ゼロでリスクのみの存在

そんな、モダンポートフォリオの1パーツ。

というわけで、円安か円高かというよりも、どれだけ変動して人心を惑わせるか?というリスク部分が関心事であり、以上終了、基本的にはスルー案件。

・・・ですが、たまには与太話をしてみようかなと。

ふたつほど書いてみます。

その1 政府は円安をそれほど悪いこととは思ってない可能性

円安によるコストプッシュインフレは「政府」は借金だらけだが「個人」「法人」は資産が増えているというアンバランスな現状の是正にちょうどいい。「インフレ税」で「個人」から回収です。たとえば、マクロ経済スライド(年金の実質受給額が減る)が加速します。理想的とは言えないけど政府にとっては結果オーライ、ラッキー。為替介入するには米国債を売るのが手っ取り早そうだけど、派手にやると怖いんでやったふりだけしとこ。

少子化に効きそうもない少子化対策を見て察するに、ちょうど今の政権は「やったふり」は得意そうだし。

…みたいな。

その2 日銀が「今」金利を上げても円高にならない可能性

米国からみれば、今の円安(ドル高)は、インフレ抑制のために必要で、仮に日本が金利を上げても、その分、米国(つられてその他先進国)の長期金利が上がっちゃうかもしれません。結果、追いかけっこでいつまで経っても円高にはならない。むしろ、米国の金利上昇で変なトリガーを引いてしまうかもしれない。

また、米中冷戦を背景にサプライチェーンを再構築すべく、ドル高のうちに米国内に生産拠点を作っといて、準備が整ったらドル安に振って儲けるという作戦もあるかもしれません。だとすると、ほっとけば、米国の事情で「円高」へ急降下(急上昇)。

ちょうど来年は、ドル安のみこしを担ぐのに向いているトランプになりそうだし。

…みたいな。

・・・・・

・・・・・

とまあ、根拠に乏しい妄想をほんのちょっとだけして、結局、我に返る私です。「いろいろな思惑の交錯する為替は考えてもわからない」「現在の私の運用スタイルだと海外がけっこうあるので十分リスクヘッジできている」といういつもの思考に回帰するのでありました。

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