61歳以降のねんきん定期便の年金見込み額、働かなくても増える?
はじめに
記事の内容は、年金額は、60歳までの納付で打ち止めかというとそうではないよ、
- 厚生年金加入年齢の上限は70歳。60歳以降も働けば、年金額を増やせます。
というお話でした。
- 老齢厚生年金額=報酬比例部分+経過的加算+加給年金額
- 増やせるのは「報酬比例部分」=平均標準報酬額×5.481/1000×加入月数
ボーナスなしの月収20万円なら、年あたり約1万3000円ほど年金を増やせます。月1000円強。10年働いたら、年13万円、月1万円強。
たったの月1万円?そのくらい運用で出せるから良い? いやいや、運用にはある程度の資産が必要ですしリスクもともないます。たった1万されど1万。健康寿命が尽きてしまった段階での価値は大きい。資産がどれだけあって年金がどれだけあるのか。そことのトレードオフですね。
61歳以降のねんきん定期便の年金見込み額、働かなくても増える?
さて、以上は、働き続ければ年金増える可能性あるよ、というお話でした。では、私のように60歳、どころか、もっと前に働くのを辞めた人は、増えることもあるのでしょうか?・・・というのが今回のお題です。
答えは、イエス。それは、任意加入(+付加年金)した場合です。私の場合は丸3年分。けっこう大きいです。効果はふたつありました。
- 老齢基礎年金が満額になった。これと受給繰り下げにより、早期リタイアによる厚生年金「報酬比例部分」の減額を多少なりともリカバーできそう。
- 任意加入分の納付を確定申告時に控除できた。
前者は9年前の早期リタイア時から計算していた部分ですが、後者は、いざ支払って確定申告をするときに気が付きました(^^;)。2回に分けて前納しましたが、納付金額を3年間に分けて控除。(もちろん、まとめてもできる)。
あ、みなさん、確定申告の締め切り迫ってます。必要な方は、お忘れなく。