個人向け国債 変動10年 発行条件の推移 2022−2024/3
今月の個人向け国債の発行時利回りのチェックです。
最近の個人向け国債 変動10年 発行条件の推移 2022−2024/3
変動10年 第168回債(令和6年3月)の発行条件は、0.47%(税引き前)。
今月は利回り横ばい。
ネット銀行の定期預金金利との比較
金利高めのオリックス銀行さんの直近の金利がこちら↓
ちょっと前まではネット銀行の定期預金の方が金利高めだったのですが、いまや個人向け国債の方が優位な傾向にあります。
今後の注目は、やはり日銀です。米国が利下げを示唆し、日銀がネック扱いしていた賃上げを企業がすすめる中、どう動くのか?だからといってやること変わらないのが長期投資家ではありますから、これは運用方針がどーしたこーしたと言うより、単なる好奇心に過ぎません。
個人向け国債変動10年の特徴は、
- 半年ごとに適用金利が見直される。金利上昇局面で有利。いったん買ったら10年の満期が来るまでほっとけば済むので楽チン。
- 発行後1年経ったら、中途換金も可能。
- 債券なので、分別管理の対象。ペイオフ対策になる。
- 国家が発行しているので安全性が高い。
言うなれば、キング・オブ・無リスク資産。
外国債券クラスについて
私は、ポートフォリオに外国債券クラスを組み込んでません。主な観点はふたつ。
- 日本債券と長期の期待リターンは同じ(金利差が長期的に為替に反映)。
- 「海外債券」は投資効率が低い。(「株式+無リスク資産」の方がシャープレシオが高い)
ご参考:下記エントリーの余談と補足
個人向け国債変動10年の発行条件のウォッチは今後も続けます。