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2024年2月15日 (木)

相場がいいときの早期リタイアについて


ブルームバーグさん。

米国では、「大引退時代」の到来?

米国では、2020年のコロナ以降、早期リタイアする人が、想定以上に増えているという記事です。

”今年の米利下げ見通しやインフレ鈍化も、引退を促す要因となった可能性がある。他方、すでに引退した人は職場復帰は必要ないと確信を強めているかもしれない。”

その理由のひとつに、好調な相場があるようです。

日本もそういう傾向があるのかしら。最近、FIRE、FIREって騒がなくなったような気もしますが、それはメディアの賞味期限の問題なだけで、静かに進行しているのかもしれませんね。

相場がいいときの早期リタイアについて

早期リタイアするかしないか?それは、大きくふたつの問題に集約されます。

(1)お金はあるか?
(2)人生の残り時間を悔いなく過ごせるか?

どっちが大事なのかと言う質問に対しては「車の両輪です」と答えるのが正しいわけですが、やはり、先立つものですよね(笑)。そういう意味で、昨今の絶好調相場は、早期リタイアの追い風にはなります。

ただし、相場のいいときの早期リタイアには、注意は必要です。

  • この十数年の上昇相場を今後に期待しすぎていないか
  • 早期リタイア後は、原則、取り得るリスクが減る。
     →収入がなくなった分リスクが取れなくなる。
     →人生の残り時間が減った分、長期投資余力も減る。
  • つまり、早期リタイア後の期待収益はその分減る

特に考慮すべきは、お金が必要な早期リタイア前半戦でお金を使えなくなる可能性です。

個人的には、現金バッファ(生活防衛資金)の取り方が重要だと考えます。

余談

(2)については、多くのサラリーマンの場合、50歳がひとつの分岐点になると思います。そのくらいになると、変化が訪れます。どうせあと10年くらいで辞めちゃうわけですから、会社としても、それまでの個人の成長モデルは不要なわけです。てなわけで、会社は、人事異動などで、異なるタスクを社員に投げてきます。もちろん「前向きに捉えて貰えるような理由付きで」です。

その際に考えるべきは、会社卒業後(誰しも最後は卒業する)〜健康寿命が尽きるまでできることは何か?でしょう。

40代までの人生の中に何かしらの答えがあると私は考えます。それまでやってきたことが10あったなら、5に減らす、1にする。人生の終盤戦に何が残るのか。残したものをどう太くするか

「想い出を作るために人生はある」というのは、「やるべきこと、やりたい人生をやってると想い出になる」ってことなのかなあ、などと考える今日この頃です。

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