ひょっとしてリアロケーションしたくなったりしてませんか? 2024/2
長期投資家が売るとき 2024
どういうときかというと、
(その1) 使うとき。
(その2) リスクを取り過ぎたとき(リバランス)。
ふたつとも「投資をある程度の期間やってきた人」の話で「投資を始めたばかりの人」は、たぶん関係ないでしょうけれど、売ってもいい人もいるということであります。前回のエントリーには、あえて書きませんでしたので、以上、補足でした。
リアロケーションしたくなったらリスク許容度の再チェック
「投資をある程度の期間やってきた人」の場合、今のような「稲妻がきらめいたとき」には、リスクを低下させ自分が決めた定常状態へ戻すべく、リスク資産を売ることになるはずです。でも、こういう時に限って、リアロケーションしたくなるんですよねー。リスクをよりたくさん取る方へ。
もっと、私はリスクを取れる男(女)だっ
あるいは、
あせってリバランスして相場に乗り切れなかったっ
「稲妻のきらめき」に心がきらめいてしまったり、揺らめいてしまうと言う(笑)。
個人的には、こういう人が増えたら、リスクを落としたくなりますが、まあ、給料が増えて残りの人生での生涯収入の期待値が増えたときと今が重なったなんてこともあるでしょうし、一概には言えないかもしれません。それはさておき。リスクを取る方向へのリアロケーションは、できれば、市場が低調なときにしたい感じはします。
それでも、リスクを増やす方向へリアロケーションしたい場合には、今一度、初心に返って、全財産をチェックしてみる必要がありそうです。
(1)生活防衛資金(現金バッファ)は十分か?
(2)(1)を除く、運用資産の変動率(あるいは変動額)は、いくらくらい耐えられそうか?
大切なのは(1)ですよねー。(1)を過剰に減らすこと(例:無リスク資産で運用しようと思ってた教育や住宅資金に手を付ける)はさけたい。別の見方をすると、「運用資産」の中に、長期投資資金以外のお金が混ざってないか。混ざっててもいいんですけど、多すぎないか、と。
特に、全財産=運用資産と考えていた人がリスクを増やす場合には、基本的な枠組みで資産計画を見直すことが大切なのではないでしょうか。
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