インデックスファンドの純資産総額トップ10 2024/2
インデックスファンドの純資産総額ランキングです。2024//2/22付け。
インデックスファンドの純資産総額トップ10
順位 | ファンド名 | 純資産総額 |
---|---|---|
1 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 3兆7030億円 |
2 | eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 2兆5559億円 |
3 | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 『愛称:SBI・V・S&P500』 |
1兆4117億円 |
4 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド 『愛称:楽天・VTI』 |
1兆3500億円 |
5 | eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 6523億円 |
6 | ニッセイ 外国株式インデックスファンド | 6517億円 |
7 | たわらノーロード先進国株式 | 4850億円 |
8 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 『愛称:楽天・VT』 |
4304億円 |
9 | eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) | 4182億円 |
10 | インデックスファンド225 | 2883億円 |
Slim S&P500、オルカンが群を抜いてます。もうひとつ注目点は、Slim先進国株式が、ニッセイ外国株式インデックスファンドをついに純資産総額で上回ったこと。ニッセイは、S&P500や全世界株式で負け組になったことが間接的に影響しているんでしょうかね。
とまあ、外国株式ばっかりですがETFを含めるとそんなことはありません。
ETF含むインデックスファンドの純資産総額トップ10
順位 | ファンド名 | 純資産総額 |
---|---|---|
1 | (NEXT FUNDS)TOPIX連動型上場投信 『愛称:NF・TOPIX ETF』 |
22兆3949億円 |
2 | (NEXT FUNDS)日経225連動型上場投信 『愛称:NF・日経225 ETF』 |
10兆6256億円 |
3 | 上場インデックスファンドTOPIX 『愛称:上場TOPIX』 |
10兆5045億円 |
4 | iFreeETF TOPIX(年1回決算型) | 10兆2259億円 |
5 | 上場インデックスファンド225 『愛称:上場225』 |
5兆1475億円 |
6 | iFreeETF 日経225(年1回決算型) | 4兆8221億円 |
7 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 3兆7030億円 |
8 | MAXIS トピックス上場投信 | 3兆3451億円 |
9 | MAXIS 日経225上場投信 | 2兆5853億円 |
10 | eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 2兆5559億円 |
こっちは、ホームカントリーバイアス全開。ただ、買い手は日銀ばっかりなのかもしれません(^^;)。
雑談
ETFを含めても、Slim S&P500やオルカンの存在感が大きくなってきたのがわかります。この調子で伸びていくと10年後どころか5年後に10兆円20兆円となっていきそうです。
少子高齢化、技術競争力もじり貧。絶対額としてのGDPの成長が期待できない我が国において、海外に投資の主力が向かうこと自体は良いことだと私は考えてます。ほっておけば消費という形で海外に奪われていくだけの日本の富を奪い返す最終兵器が輸出産業からマネーに変わっていくと。
逆に海外からみれば、これまで眠っていた膨大なジャパンマネーは大きな脅威です。このお金が単なる海外への流出(=消費)だったら願ったり叶ったりだったのでしょうが、これから向かうのは「株式運用」=海外企業のオーナーになっちゃうことですからね。
日本人が日本に住みながら運用する以上、外国株式を買うことは単なるキャピタルフライトなんかではないのです。運用益は我が国に環流し、日本人の購買力維持に貢献します。結果、日本企業のリスクプレミアムも回復していくと考えます。50年後にならないとわかりませんが、失われた30有余年の後に続くのは、黄金の30年、40年になるのではないか? 楽観的な長期投資家は、そんな未来を想像しているのでありました。