全世界株式型インデックスファンドの比較 2024/1
今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。
比較対象
<MSCI ACWI 連動>
最低水準グループ
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJアセットマネジメント)
- Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)(日興アセットマネジメント)
- はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)(野村アセットマネジメント)
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)
ローコスト競争脱落グループ↓
- 全世界株式インデックス・ファンド (STATE STREET)
- ステート・ストリート全世界株式インデックス・オープン(STATE STREET )
New 現時点での年率0.0748%は戦闘意欲なし ということで当面こちらのグループにします。今後の運用成績いかんです。 - たわらノーロード 全世界株式 (アセットマネジメントOne)
- Smart-i Select 全世界株式インデックス(りそなアセットマネジメント)
売ってないグループ↓
<FTSE Global All Cap 連動>
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))( 楽天投信投資顧問)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)) (SBIアセットマネジメント)
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
この比較シリーズでは、コストやベンチマーク乖離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。
- リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
- コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。
2024/1の比較 MSCI ACWI連動
最低水準のコストでがんばる4本のファンド+元祖オルカンライバル「たわら全世界」に絞ってます。
スマホで見る時は必要に応じ横画面にしてくださいませ↓
2024/01 | オルカン | トレカン | ノムカン | 楽カン | たわら全世界 |
---|---|---|---|---|---|
1ヶ月 | 5.56% | 5.60% | 5.57% | ★5.63% | 5.56% |
3ヶ月 | 15.10% | ★15.15% | 15.13% | 14.85% | 15.12% |
6ヶ月 | 10.28% | ★10.36% | 10.32% | - | 10.25% |
1年 | ★32.14% | - | - | - | 32.10% |
3年 | ★68.03% | - | - | - | 67.72% |
5年 | ★124.03% | - | - | - | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.05775% | 0.05775% | 0.05775% | 0.05610% | 0.1133% |
純資産総額(百万円) | 2,276,859 | 2,636 | 3,330 | 42,153 | 16,985 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 1,820,566 | 2,143 | 1,502 | 9,159 | 12,234 |
純資産総額前月差分 | 456,293 | 493 | 1,828 | 32,994 | 4,751 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
2024/1の比較 FTSE Global All Cap連動
2024/01 | 楽天VT+ | SBI雪だるま | SBIVT |
---|---|---|---|
1ヶ月 | ★5.09% | 5.07% | 5.05% |
3ヶ月 | ★14.94% | 14.87% | 14.85% |
6ヶ月 | 9.64% | 9.65% | ★9.69% |
1年 | 30.62% | 30.67% | ★30.68% |
3年 | 63.82% | ★63.98% | - |
5年 | ★118.04% | 117.08% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.192%程度 | 0.1102%程度 | 0.1438%程度 |
純資産総額(百万円) | 412,295 | 167,933 | 35,864 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 390,384 | 156,419 | 33,523 |
純資産総額前月差分 | 21,911 | 11,514 | 2,341 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。
- 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
- SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
- SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
今月の雑談
<MSCI ACWI>
今月は、楽カンが頑張ってます。トレカンも好調。トレカンはライセンスフィーの外出しでけっこうディスられましたが見返した恰好。純資産総額ではオルカンはついに2兆円ファンドになりましたが、運用ではここのところ負けてます。「インデックスファンドは規模が大きい方が強い」というのを結果で見せて欲しいですね。トレカンもノムカンも資金集めには苦しんでますけど、運用力は世界レベルなんで侮れません。
この記事で、取り扱いに困るのが、ライト全世界株式。売ってないんですよね(^^;)。なので、売ってないグループに入れておきます。
<FTSE Global All Cap>
楽天VT+が盛り返してます。楽天VT+は、楽カンが楽天証券iDeCoの対象になったことでどうなるか。純資産総額では、楽天VT+ vs 楽カン 対決も興味深い。楽カンがどこまで伸びるのか? 今月の純資産総額の増加は、楽カンが勝っています。
これ一本で全世界分散投資完了。リスク資産のリバランスが不要で、新NISAの生涯投資枠の活用の最適解のひとつでもある全世界株式クラス。今後もウォッチを続けていく所存です。
長期投資は続けてナンボです。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。
<ご参考>