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2024年2月16日 (金)

株高の今、積立投資を始めても大丈夫?


東証マネ部、マネーコンサルタント 頼藤太希さんの記事です。

株高の今、積立投資を始めても大丈夫?

日本も米国も株価絶好調。ちょっと待って、「株高の今、積立投資をしても大丈夫?」「確かに、今が最高値でこれから値上がりしないのであれば購入すべきタイミングではないような気がします」が、どうなの?

というお題の記事です。記事の結論は、

今すぐ投資を始めてOK

詳しくは、記事をご参照下さい。

この話は、長期投資初心者にとって、永遠の疑問です。当ブログでもずいぶん昔からお題として取り上げておりまして、当ブログの言い方だと、

 長期投資に出遅れなし!

ご参考に11年前、10年前の記事です。お手空きの時にでもご笑読ください。古くて新しい系のお悩みなのであります。

今後、大暴落があったとき、これらの記事がどう見えるのか、どう受け止められるのか、が我ながら興味深い。

長期投資とは、適切なリスクを探す旅

最重要ポイントは、適切なリスクかどうかです。考え方としては大きくふたつあって、

(1)金額で考える
    たとえば半額になっても耐えられる絶対金額から考える方法論。
(2)比率で考える
    全体の中で、リスク資産がどのくらいの割合を占めるか。

私は、(1)で当たりを付けつつも、メインは(2)。

(2)を考えるときにポイントとなるのが、「全体とは何のこと?」ってところです。たとえば、以下のような「全体」が考えられます。

  ① 生活防衛資金を除く、「運用資産
  ② 生活防衛資金も含めた、「全金融資産
  ③「将来の投資可能額を含めた運用資産」

それぞれに対するリスク資産比率から、もろもろ判断するわけです。

今の私は、①なんですけど、これから投資を始めるみなさまは、これから稼ぐ生涯収入がたくさんあります。なので、③ないしはそれに近いポジションかなあと。

つまり、昨今の株高は、ある程度の財を築いた投資家と、これから財をなそうとする人とでは、見方が微妙に違うのです。前者の方は、リスクのとりすぎに注意し、後者の方はその反対。爆上げ後に、暴落があっても耐えられるというか、まだまだ潤沢な資金投入力がありますから、「暴落上等、ようやく来たか私の人生の買い場」となったりするわけです。

以上、若いっていいなあ、というお話でした

余談

日本のGDPがドイツに抜かれて第4位。もう日本ダメというような議論の中でぽっかり抜けているのが「経済成長しなくても(GDPは伸びなくても)、株価は上がってる」ということ。故・山崎元先生によると、株価とはリスクプレミアムであって経済成長しなくても上がる。平成バブル崩壊後、失ったかに見えた日本株のリスクプレミアムがアベノミクス以降、復活していると言うことなのかもしれません。

こういった小ネタは、「余談」としてブログに書いてたりしましたが、今後はX(旧ツイッター)のみにしようかなと考えてます。よろしければ、X(旧ツイッター)をフォローいただければ幸いです。
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