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2024年1月13日 (土)

繰り下げて年金が増えると税金・社会保険料も増える件

東証マネ部、マネーコンサルタント 頼藤太希さん。好記事です。(提供元:Mocha(モカ)さん)

年金が増えると税金・社会保険料も増える件

月15万円の年金を70歳まで繰り下げると額面ベースでは42%増えて月21万3千円になります。しかし、とある条件の下で計算してみると、手取りベースではそんなに増えないから年金は手取りで考えなきゃダメよー、という記事です。

年金からは、国民健康保険(75歳以降は後期高齢者医療保険)、介護保険、所得税、住民税が引かれますが、その計算たるや…力作記事です。この問題を解くのがいかに大変かがわかります。

ここでは、最終的な計算結果だけ引用させていただきます。

- 75歳未満 75歳以上
年金額面 150,000円 213,000円 150,000円 213,000円
手取り年金額 134,450円 182,346円 135,614円 183,573円

これ以外にも、収入によって、医療費や介護費用などの負担額の違いがありますから、実質の負担という観点ではその差はもっと拡がるわけです。

実質的な損益分岐年齢は意外と遅い。

計算結果をもとに、損益分岐年齢をチェックしてみました。図にするとこんな感じ。横軸が年齢、縦軸が累計受給額です。

20240113

実際は(手取りでは)、損益分岐年齢は、よく言われる11年11ヶ月後より遅いわけです。上記の例では2歳とちょっと遅い。男性の平均寿命が81歳ですから、なんだかなー,と言う気はしますよね。また、そこはクリアして長生きした場合の「繰り下げおトク金額」も手取りで考えると思ったより小さい。そう考えると保有資産がある程度ある人にとって、繰り下げはバカらしく思えてきます。

とはいえ、繰り下げれば、受給額が増えることは増えます。年金受給の絶対額に不安があり、更には保有資産にも余裕がない人にとってはココも大事です。

つまり、人によって結論は違います。記事の最後にも、しっかり、

”税金・社会保険料は他の所得・年齢・家族構成・お住まいによって変わります。ご自身の正確な情報は年金事務所・年金相談センターなどでご確認ください。!

とあります。

私の方針は以下の通り、

  • 老齢厚生年金は65歳でもらい加給年金をもらう(妻とは5歳差なのでけっこう大きい)。
  • 老齢基礎年金は受給開始を65歳以降都度考える。(一応70歳まで繰り下げ)

私の場合は、「損得ではなく年金として欲しい額で考える」です。損得で考えちゃうと解を求められなくなっちゃうんですよね。

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