オルカンバカ売れ中!すでに2021年1年分の資金が流入! なぜ「全世界株(オール・カントリー)」に人気が集中するのか?
ウエルスアドバイザーさん。
オルカンがバカ売れ中
記事によると、年初〜1/19までの資金流出入トップ10 のうち
- 「新NISA」の対象銘柄が8
- 「つみたて投資枠」対象銘柄が5(当然「成長投資枠」でも購入可)
- 中でも、オルカンがバカ売れ
どのくらいバカ売れか、資金流入を最新にアップデートしてみるとこんな具合↓
1/23までで、2740億円。2021年のまる一年分をすでに越えてます。仮にこの調子のまま資金流入が続くと年間3兆円オーバーという勢い。1月になって完全に流れが変わりました。
去年まではSlim S&P500の方が強かったのに、今年に入って、なぜ「全世界株(オール・カントリー)」に人気が集中するのか? ウエルスアドバイザーさんの記事では、「米国株式の割高感」「インド株など米国以外の株式市場に魅力」など、パフォーマンス面から、この変化を分析しています。
なぜ「全世界株(オール・カントリー)」に人気が集中するのか?
ただ、私の考察は、ちょっと違います。
- 「普通の人」が投資するようになり、一大勢力となりつつある。
- 結果、「普通の人」にイチ推しな全世界株(=オルカン)の人気が爆発した。
というのが願望含む私の考え。
「普通の人」とは「投資をしたい人」ではなく、(単に)長期的な資産形成をしたい層。あくまでその手段としての投資です。
日本がついにインフレモードに遷移しそうになっていること。老後資金における私的年金の重要性が増していること。ここには、そんな背景があります。そこへ来ての大拡充版NISAです。こういう状況はある意味危険ではあるのですが、もしもそのメインストリームのひとつが「全世界株式(オルカン)」だとするなら、決して悪いことではありません。
2015年の早期リタイア以来、足かけ9年。当ブログを継続するに当たって「普通の人による普通の人のための普通の投資の普及」を願ってきた私としては、そう解釈したい。
長期投資に待ったなし
リスクなくしてリターンなし
何もしなければ時間はいたずらに過ぎていきます。投資に限った話ではありませんが、適切なリスクを取らなくなれば日本が衰退していくのは必定。2024年が、バブル崩壊後30有余年にわたり取るべきリスクすら取らなくなった日本の転換年になることを願っています。