全世界株式型インデックスファンドの比較 2023/12
今月の全世界時価総額分散型インデックスファンドのパフォーマンスと時価総額の比較です 。
比較対象
<MSCI ACWI 連動>
最低水準グループ
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJアセットマネジメント)
- Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)(日興アセットマネジメント)
- はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)(野村アセットマネジメント)
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(楽天投信投資顧問)
ローコスト競争脱落グループ↓
- 全世界株式インデックス・ファンド (STATE STREET)
- ステート・ストリート全世界株式インデックス・オープン(STATE STREET )
New 現時点での年率0.0748%は戦闘意欲なし ということで当面こちらのグループにします。今後の運用成績いかんです。 - たわらノーロード 全世界株式 (アセットマネジメントOne)
- Smart-i Select 全世界株式インデックス(りそなアセットマネジメント)
<FTSE Global All Cap 連動>
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))( 楽天投信投資顧問)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)) (SBIアセットマネジメント)
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
この比較シリーズでは、コストやベンチマーク乖離ではなく、同じ指数に連動するインデックスファンド同士のリターンの比較に主眼を置いています。運用力、見えにくいコスト含めて、パフォーマンスに現れるからです。現在は年次リターンに着眼していますが、より長期リターンの比較にシフトする予定です。
- リターンは月末基準価額から、私が単純計算。
- コストと純資産総額は,当該月の月報または該当情報から転写。
2023/12の比較 MSCI ACWI連動
最低水準のコストでがんばる4本のファンド+元祖オルカンライバル「たわら全世界」に絞ってます。
スマホで見る時は必要に応じ横画面にしてくださいませ↓
2023/12 | オルカン | トレカン | ノムカン | 楽カン | たわら全世界 |
---|---|---|---|---|---|
1ヶ月 | 1.51% | 1.51% | 1.51% | 1.33% | ★1.52% |
3ヶ月 | 5.48% | ★5.503% | 5.501% | - | 5.501% |
6ヶ月 | 6.22% | ★6.26% | - | - | 6.20% |
1年 | ★30.42% | - | - | - | 30.40% |
3年 | ★63.43% | - | - | - | 63.10% |
5年 | ★125.84% | - | - | - | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.05775% | 0.05775% | 0.05775% | 0.05610% | 0.1133% |
純資産総額(百万円) | 1,820,566 | 2,143 | 1,502 | 9,159 | 12,234 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 1,685,410 | 2,029 | 1,274 | 3,582 | 11,222 |
純資産総額前月差分 | 135,156 | 114 | 228 | 5,577 | 1,012 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
2023/12の比較 FTSE Global All Cap連動
2023/12 | 楽天VT+ | SBI雪だるま | SBIVT |
---|---|---|---|
1ヶ月 | ★1.85% | 1.81% | 1.83% |
3ヶ月 | ★5.34% | 5.27% | 5.31% |
6ヶ月 | 6.14% | 6.08% | ★6.21% |
1年 | 29.31% | ★29.45% | 29.38% |
3年 | 60.80% | ★61.09% | - |
5年 | ★120.26% | 119.75% | - |
参考:信託報酬率(税込)または実質的な負担(税込) | 0.192%程度 | 0.1102%程度 | 0.1438%程度 |
純資産総額(百万円) | 390,384 | 156,419 | 33,523 |
参考:前月純資産総額(百万円) | 376,015 | 150,311 | 32,451 |
純資産総額前月差分 | 14,369 | 6,108 | 1,072 |
★は同一指数内で一番成績の良いもの
FTSE Global All Cap連動の各ファンドはいずれも海外ETFに投資する運用構造です。
- 楽天VT+ →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)、バンガード®・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)
- SBI雪だるま→(1)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 、(2)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF 、(3)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF の3本
- SBIVT →バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
今月の雑談
MSCI ACWI勢。
トレカンががんばってます。トレカンはライセンスフィーの外出しでけっこうディスられたんですけどね。見返してます。オルカンは直近で2兆円ファンドになりましたが(ご参考エントリー)、「インデックスファンドは規模が大きい方が強い」というのを結果で見せて欲しいですね。トレカンもノムカンも資金集めには苦しんでますけど、運用力は世界レベルなんで侮れませんよ〜。
一方、いきなり大人気の楽カンの資金流入は好調なんですが、運用がまだイマイチ。マザー新規立ち上げなんですかね。しばらく様子見です。
一方、FTSE Global All Cap勢。今月は少し楽天VT+が少し盛り返しました。楽天VT+は、楽カンが楽天証券iDeCoの対象になったことで資金が流れる?この辺もちょっと注目してます。
これ一本で全世界分散投資完了。リスク資産のリバランスが不要で、新NISAの生涯投資枠の活用の最適解のひとつでもある全世界株式クラス。今後もウォッチを続けていく所存です。
長期投資は続けてナンボです。自分にとって適切なリスクを取り続けること。毎月唱え続ける大先達の教え「航路を守れ」です。
<ご参考>