eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2023.11の月次報告
我が家のオススメファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。2023.11の月次報告です。
2023/11 ベンチマークとの乖離率
2023/11 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1ヵ月 | 7.4% | 7.4% |
3ヵ月 | 1.6% | 1.6% |
6ヵ月 | 12.6% | 12.5% |
1年 | 21.0% | 20.8% |
3年 | 65.6% | 65.1% |
設定来 | 105.9% | 105.4% |
今月の年次リターンのベンチマーク差異は、プラス0.2%でした。
2023/11 純資産総額
今月は、16.854.10億円。直近の12/14現在、17,374.61億円。
右端、緑の棒グラフは、12/14付け
2023/11 資金流出入金額
今月の資金流入は、725億円。12月の途中経過は、〜12/14までで(右端、緑の棒グラフ)601億円。
2018〜2021 は年次
本ファンドには、毎月第3営業日あたりでまとまった資金流入があります。直近では、第3営業日の12/5に211億円の資金流入がありました。積立て投資の資金と推定され、長期資金流入のバロメータのひとつと見ています。
※資金流出入の計算
毎日の騰落分を調整した毎日の純資産の増減を月単位に累計。(当日の純資産額)ー(前日の純資産額×(前日からの騰落率+1))を月単位に累計することで筆者が推計。
<ご参考エントリー>
今月の雑感
今月も、資金流入、快調。月初の資金流入も過去最高更新。直近の純資産総額は.1兆7000億円を超えました。ここに来て資金の流れにまた加速感が出てきたようです。2兆円ファンドも射程に入ってきました。(ちなみにSlim S&P500は、3兆円ファンド目前)
オルカントレカンノムカンの三つ巴コスト対決の結果、コストも下がりました。また、楽天オルカンも登場して国内最安値で勝負を仕掛けてきました。ただ、楽天の自前ファンドの運用力は未知数。直近のパフォーマンスは微妙にふらふらしているような? 継続して、パフォーマンス比較で各ファンドの実力を見極めていく所存です。
- 2023年10月27日 信託報酬率:年0.05775% 楽天・オールカントリー 爆誕!
- 楽天+(プラス)シリーズ「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」「楽天・S&P500インデックス・ファンド」信託報酬率引下げのお知らせ
こちら↓の表(交付目論見書より)の通り、5,000億円超の部分は若干ですが信託報酬が下がります。結果、全体としての信託報酬率も下がる仕組み。純資産総額の増大はファンドの継続性を担保するだけではなく受益者のリターン面にも貢献します。
今月の組入上位10カ国・地域は以下の通り。
国・地域 | 比率 | |
---|---|---|
1 | アメリカ | 60.4% |
2 | 日本 | 5.5% |
3 | イギリス | 3.5% |
4 | フランス | 2.8% |
5 | カナダ | 2.7% |
6 | スイス | 2.3% |
7 | ドイツ | 2.0% |
8 | ケイマン諸島 | 1.7% |
9 | オーストラリア | 1.7% |
10 | インド | 1.6% |
オールカントリーは究極の株式分散形態。
- 市場が効率的であるならば、時価総額分散が最も合理的というCAPMの帰結
- 銘柄分散だけでなく、通貨分散もされる。
後者の視点も重要です。
オールカントリーは、常に次善の策、平均点。だから長期になると強い戦略なのであります。
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配当込み指数に連動しているので複利の面からも望ましく、コストも激安。ベンチマークも明解ですから客観的に評価できます。かつては望むべくもなかった、ほぼパーフェクトなスペックのファンドです。最近は、「本ファンドを積み立てています」とおっしゃる方が私の周りでもたくさんいらっしゃいます。そんなみなさまの一助となるべく、当ブログは気を抜かずウォッチを続ける所存です。
三菱UFJ国際投信さんには、丁寧な運用と説明でその支持に応えて欲しいと願っています。
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