「毎月投資」か「1月一括投資」か 「オルカン」か 「S&P500」か
ニッセイ基礎研究所 井出真吾さん。
最近気になる二大テーマを一気に一刀両断するというありがたい記事です。検証期間は、2000年1月~2023年11月まで。結論だけ引っこ抜くと、
その1 「毎月投資」か「1月一括投資」か
8割以上の確率で「1月一括投資」が有利。
(ってことは2割は毎月投資が有利)
その2 「MSCi ACWI(オルカン)」か 「S&P500」か
リスクに対するリターンの関係で見ると、
- 検証期間の前半は、MSCI-ACWI(オルカン)が高かった。
- 検証期間の後半は、S&P500 が高かった。
どっちもどっちと言う結果。今後はというと、
”要は好み(リスク選好)の問題だ。”
とのことです。
まあ、口角泡を飛ばして議論したり上から目線でえらそうに講釈をたれるような話じゃないから気にすんな、基本だけ守っとけってことなのかなー。そんな風に受け取った私でした、はい。
雑談
いま、私がどうしようかと思っているかというと、
- 成長投資枠は1月に使う。
- つみたて投資枠は毎月10万円。
- 新NISAはオルカンのみの終活ポートフォリオ作りに活用する
真水(新規資金)での新NISA活用はないので、オルカン以外のファンドをひたすら入れ替え。実弾(オルカン以外のファンド)がなくなったら終了。あとはリバランスで無リスク資産→リスク資産をしたくなったときに生涯投資枠の残りがあれば使うイメージかな。
とまあ、オルカンバカ一代、ほとんど何も考えないことにしました。
損得と言うより、資産運用終活としての観点重視で行きます。金銭管理がそろそろやばいよねというとき、
「ここにオルカンと個人向け国債と銀行預金があるから適当に使ってね」
と言えるようにはしておきたい。
そのための残り時間は、母の場合と同じとするなら、残り20年くらい。父の場合と同じとするなら、残り数年です。うーーん。老後の算段は、いろいろ振れ幅が大きいなあ、などと考える今日この頃であります。
コメント
師匠
おはようございます。
昨日の投稿と言い、今日の投稿と言い、さすがにやりきった感がひしひしと伝わります。というか私にはやり過ぎと思え、社会貢献と自分人生のバランスをどうとるかという難しい問題をまざまざとこのブログを通して知ることができています。残り少ない人生を何をして過ごすか、人それぞれ全く違う考えがありますがこの世からお別れするということは誰でも同じこと。
死ぬ瞬間前にこれで良かったと思える人生後半にしたいものですね。
コメント返信不要です。
投稿: aoba | 2023年12月27日 (水) 09時12分
はじめまして。いつも拝見させていただいてます。
自分もこれまでは色々銘柄を入れ替えてきましたが、新NISAを期に自分が運用できなくなったときに家族が相続しやすいよう、オルカン一本に積み替えていく方針に切り替えたので、今回の記事はとても共感しました。
自分は運用を考えることに興味があっても、家族がそうとは限らないですものね。引き継ぐ家族にもギリギリなんとかしてもらえる、分かりやすい運用に切り替えておくのは残す側の責任かなぁと思っています。
投稿: any | 2023年12月27日 (水) 22時20分
>any 様
コメントありがとうございます。
出口をいつにするかなんですよね。
私は母の介護を通じて、金銭管理ができなくなった時点では、現金だけの方がやりやすいだろうと感じるに至りましたが、まあ、ひとそれぞれです。
投稿: NightWalker | 2023年12月28日 (木) 01時35分