NISAありきではなく、長期投資ありき
日経さんです。
はじめに
”これまで日経電子版マネーのまなびセクションに掲載してきた新NISAの記事をまとめました。”
というまとめ記事。
- 「How to NISA」(連載中)から9本
- 「新NISA活用完全ガイド」から8本
- 「新NISAで老後資金1億円」(連載中)から11本
- その他 4本
- 「マネーの知識ここから」 1本
- 関連記事 1本
とまあ、リンクがいっぱい。金融業界を写す鏡でもある日経さん。金融業界の期待を感じます。新NISAと言うタイトルがついた本もわんさかあります。・・・あ、私の本もそうでした(笑)。これから、投資を始めたいという方にフォーカスして、個人投資家目線で語る一冊となっております。
NISAありきではなく、長期投資ありき
さて、そんな盛り上がる新NISAですが、ここへ至る道は、ふたつあります。
(1)資産形成のため長期投資をしたい(している)→せっかくだから新NISAを使おう。
(2)新NISAというおトクな制度がある→もったいないから長期投資を始めよう。
個人的には、(1)であるべきと考えます。まず「投資」があって、次にその道具としてのNISAがあるわけです。
私が、本格的に投資を始めたのは2000年でした。当時は、非課税制度がどうしたこうしたなんてのはなく、単純に軽減税率(源泉徴収が10%だった)。ですが、税金面でおトクだから(政府のもくろみに乗っかって)投資を始めてみようと思ったわけではありません。
とっかかりとしては、(2)は、ありではあります。その方が、投資という選択肢に気が付いてもらいやすいですから。でも、長期投資ブログの管理人としては、まずは資産形成のための長期投資、ここを腹落ちさせてからのNISAなんだ、と考えて欲しいかなあ。
コメント
住んでいる市の職員さんから聞いた話ですが、ある公共施設で新NISAの説明会が開催されたそうです。(どこかの業者さんが借りたのではないかと推測)
それを告知したらすぐに定員一杯となったそうです。しかも平日だったせいか、参加者は殆どが 70以上と思われる年配の方々だったとか。
それを聞いて、年配の方々が話に釣られて 今からリスク資産へお金を移すのはどうかと怖くなりました。
その職員さんには「あなた方のような若い人が今から勉強してコツコツ貯めることが大事なんだよ」と説明した次第です。
投稿: やま | 2023年12月 8日 (金) 09時03分
> やま 様
コメントありがとうございます。
まあ、うなるほど資産があって、せっかくだから資産をそっちに移したいという方かも(笑)。それはさておき、高齢の方に限らず、どんなに分散しても(インデックスファンドでさえも)20年以上ホールドしないと増えるとは言い切れないという長期投資の大原則をご理解されているかどうかが大切ですね。
投稿: NightWalker | 2023年12月 8日 (金) 12時13分