楽天プラスシリーズに、ローコストインデックスファンドが2本追加。「投信残高ポイントプログラム」の対象に!
楽天証券さんからお知らせです。
はじめに
先日、楽天オルカンが設定され話題を呼んでいましたが、同シリーズにさらに2本のインデックスファンドを新規設定、2023年12月22日(金)から販売開始、と言うニュース。追加されるのは、
- 楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド
- 楽天・日経225インデックス・ファンド
スペックはこちら↓
ご覧のように、新規設定のファンドも保有ポイントの対象となります。なんでTOPIX じゃないのかな。まあいいか(笑)。
個人的には、このシリーズは「直販投信2.0」みたいな流れなのかなと受け止めています。違いは主導権。第1世代は、独立系の運用会社が主導でしたが、第2世代は、ネット系の販売会社が主導。第1世代の直販投信が期待されながらもなしえなかった低コストを実現することができています。
評価は運用次第。
記事は、楽天オルカンの比較表がついてます。
ポイント合わせて業界最安値だぞと。たしかに、楽天証券で楽カンを買う場合と、SBI証券でオルカンを買う場合を比較してみますと、僅差で楽天証券の勝ち。
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 |
---|---|---|
ファンド | 楽カン | オルカン |
信託報酬率 | 0.0561% | 0.0578% |
保有ポイント | 0.0170% | 0.0175% |
差引き | 0.0391% | 0.0403% |
ただ、これだけでは威張れないのが、この勝負。大事なのは、総経費率です。トータルで見た運用の巧拙を見ることが重要です。直近のパフォーマンスを他のファンドと比較してみますと↓
2023/11 | オルカン | トレカン | ノムカン | 楽カン |
---|---|---|---|---|
1ヶ月 | 7.41% | 7.43% | 7.44% | 7.31% |
オルカン他、他ファンドに、楽カンはわずかながら劣後してますね。設定したばかりで、運用状況もわからない。まだなんとも言えません。ファンド選びの一般論に従うなら、ここは様子見がセオリーです。一方で、おおらかな目で見て楽カンを買って下さる方がいらっしゃるおかげでファンドは育つわけで、あまり否定的なことも言いづらい(笑)。
今後の楽天プラスシリーズの運用ぶりに注目です。
コメント
オルカン、楽カンはベンチマークは違えど、数十年のパフォーマンス比べたらそんなに大差はないですよね(何百万も開くような)
結局、手数料で選ぶ人が多いのかなあ
投稿: y3k | 2023年12月 9日 (土) 06時16分
>y3k 様
コメントありがとうございます。
>オルカン、楽カンはベンチマークは違えど
同じ、MSCI ACWIですよ。
投稿: NightWalker | 2023年12月 9日 (土) 21時49分