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2023年12月11日 (月)

夜中に安心して眠るためなら、潜在的な利益をあきらめる

ブルームバーグさん。

はじめに

どんな記事(論文)かというと、

(A)株式100%
(B)株式60% 債券40%

いろんなケースを検証しまくった結果、長期で観ると、株式100%の方がパフォーマンスがいいとのこと。でも、それ、新常識っていうか、普通です。シーゲル先生に怒られちゃいそう(笑)。株式の長期リターンは、債券やその他の資産を圧倒していますから、当然そこに収束します。

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夜中に安心して眠るためなら、潜在的な利益をあきらめる

その辺は、ブルームバーグさんの記事も察しています。必ずしもアドバイザーたちが勘違いしているというわけではありません。

”債券の重要性は値上がりの見込みだけでなく、安定性にもある。パフォーマンスにばらつきがあり不安定な株式とは異なり、債券の安定的で予測可能なリターンは、人々に金融資産をコントロールしているという感覚を与える。顧客の多くは夜中に安心して眠るためなら、潜在的な利益をあきらめることもいとわない

そういうことなんですよね。「安心して眠るため」。長期パフォーマンスだけで考えると不合理な債券との分散も運用期間に限りがある人間にとっては、合理的な側面があります。

夜も眠れぬストレスは仕事だけで十分(ホントは仕事も欲しくない)。投資における行き過ぎたストレスは、投資が専業ではない人にとって本末転倒です。それどころか健康寿命に悪影響があって運用期間が短くなってしまいそうw

一見、株式比率が高いポートフォリオを持っている人でも、生活防衛資金をしっかりキープしてたりしますしね。その場合、全体としてのリスクは抑えられています。

ただ、そのための精神安定剤、安眠剤は何がいいのか? それは本当に伝統的な債券との分散なのか?ということなんです。

私自身は、為替リスク分、日本債券よりリスクの高い外国債券ではない、という判断をしています。また、金利が低すぎて期待リターンがマイナスとしか思えない今の日本債券でもないと勝手ながら判断しています。

「そのうち長期金利が高くなったら日本債券を組み込んでみたい」「その日は私の健康寿命が尽きる前にやってくるのだろうか」「別に来ても来なくてもいいや」などと考える今日この頃です。

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コメント

「枝を矯めて花を散らす (えだをためてはなをちらす)」
枝ぶりをよくしようとして、花を散らしてしまうということから、小さな欠点を直そうとして、かえって一番大事なものをだめにしてしまうという意味。

「枝ぶりをよくしようとして」→ 「リスク(標準偏差)」に対する「期待リターン」組み合わせる資産間の「相関係数」に拘り過ぎて、ポートフォリオ半分の資産を「個人向け国債」(極低利回り)で10年以上運用してしまい。
「花を散らししまう」→ポートフォリオ全体の利益率(一番大事なもの)を著しく下げてしまい、得られるべき成果を取り逃がす。
ハワード マークスの言葉に
「われわれも、われわれの判断も、死すべきすべてのものも、絶えず流転する。判断するものも、されるものも変化しつづけるのだから、確実に定まるものは何ひとつない」
10年以上という時の流れは、様々な変化を伴う。判断した当時の「最善の法則」は時の流れで、陳腐化してしまっているのではないか?それは今後も当分の間続く。

投稿: オークX32 | 2023年12月11日 (月) 08時02分

損失回避という言葉があります。
得ではないとわかっていても、よく眠れるということは大事な要素だと思います。

しかし、ブル(バブル?)の時はいつもこういう記事が出ますね(笑)

投稿: baryustock | 2023年12月11日 (月) 12時00分

1990年頃でしたか、まだ株式投資など思いもよらなかった頃、薄給の中から何とか高金利の貯蓄はないかと目をつけたのが外貨預金でした。
中でも米ドルより利率が高かった豪ドルとECU(ユーロの前身)で約30万円ずつ預けました。
確かECUが190円台、豪ドルが120円台だったかと思います。
当時、外貨(定期)預金ができるのは東京銀行でしたが、市内に支店がなかったので、隣県の支店まで口座を開設しに行ったのでした。

その後30数年のほったらかしの結果は、ユーロが37万円、豪ドルが45万円。
株券は紙くずになるけど、先進国通貨なら大丈夫!と思ってました(笑)。
確かに紙くずにはなりませんでしたが、ほとんどの期間元本割れで、30数年預けて年利1%そこそこ。郵貯の方がまだマシでした(泣)。
というわけで、為替の一寸先は闇。為替リスクは私にとって黒歴史、トラウマです。

投稿: ひさご | 2023年12月11日 (月) 12時38分

>長期で観ると、株式100%の方がパフォーマンスがいいとのこと
>新常識っていうか、普通です。
⇒NightWalkerさんの仰る通りです。良くなきゃリスク取りません(笑)

自分の場合は、幸いにも種銭がある程度溜まった2010年頃以降の、ここ10年程度で(主に米国の)株高と円安で想像以上にうまくいきました。
(その前はリーマンショックでガッツリやられました)

でもこの先は分かりませんね…。
が、株式は長期的にはプラスサムゲームと信じていきます。
(問題は「長期的には…」がどの程度の年数か?とは承知していますが…^^;)

投稿: 猫のジュウザ | 2023年12月11日 (月) 14時33分

みなさまコメントありがとうございます。
>オークX32様
>枝ぶりをよくしよう
いやここが大事。・・・というかたとえても仕方がないw

> baryustock 様
>ブル(バブル?)の時はいつもこういう記事が出ます
その通りです。読む方もつい目についちゃうというか。

> 猫のジュウザ 様
>長期的にはプラスサムゲームと信じていきます。
ここがすべての根幹ですね。

投稿: NightWalker | 2023年12月12日 (火) 00時57分

>ひさご 様
返信遅くなりすみません。
>郵貯の方がまだマシ
この時代のことを忘れる人も多いんですよね。「変化」とは何か?です。

投稿: NightWalker | 2023年12月12日 (火) 10時04分

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