楽天・オールカントリーが設定早々順調に資金を集めている件
楽天オールカントリー、略して楽カン、けっこう資金を集めています! さっそくですが、本年設定ローコスト全世界株式トリオのトレカン、ノムカンと純資産総額の推移を比較してみます。
楽天・オールカントリーが設定早々順調に資金を集めている
11/21付けで25億2千4百万円。トレカン、ノムカンを一気に抜き去りました。
日付 | トレカン | ノムカン | 楽カン |
---|---|---|---|
2023年11月21日 | 1,983百万円 | 1,227百万円 | 2,524百万円 |
ご存じのように、楽カンは、実質、楽天証券専用。楽天証券の「2023/11/13〜17の週」の投信積立買付ランキングを見てみますと、なんと、堂々の第4位!
ファンド名 | |
---|---|
1 | eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) |
2 | eMAXISSlim米国株式(S&P500) |
3 | 楽天・S&P500インデックス・ファンド楽天・S&P500 |
4 | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド楽天・オールカントリー |
5 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド楽天・VTI |
6 | eMAXISSlim全世界株式(除く日本) |
7 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド楽天・VT |
8 | eMAXISSlim先進国株式インデックス |
9 | <購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド |
10 | iFreeNEXTFANG+インデックス |
投信も販売会社主導の時代?
楽天・オールカントリー、順調な滑り出しです。なんだかずっこけた感のある、トレカン、ノムカンと、楽カンの違いは何だったのか?
結局、ファミリーに属する販売会社の力の差だったのかなと。なんだかんだ言って、楽天はネット証券の2番手です。一方、トレカンのバックは、あのSMTの三井住友トラスト。ノムカンは、言わずと知れた世界の野村。両社とも、ネット証券では有力な自前チャネルを持っていません。そして,両社とも、インデックス投資家には信用されてませんからねw
楽天モバイルのとばっちりによるサービス力低下で苦戦を強いられる楽天証券。ユーザーとしては、とっととSBI証券に乗り換えるか、楽天証券に残るか、悩んでいたわけです。そこへ登場したのが,楽カン。NISAでオルカンだけを買えば投資が完結する投資家にとっては、わざわざめんどくさい手続きをしてSBI証券に鞍替えしなくても、楽カンを買うことにすればいいわけで。保有ポイントはつきますし、信託報酬率も12/1からは国内最安値の年率0.0561%(税込)になります。
あとは実運用です。これはもう少しすればわかるでしょう。
それにしても、販売会社のユーザーつなぎ止め役が、利幅が少なく、当の販売会社からの嫌われ者だったインデックスファンドになるとは…。投信は運用会社が主体でしたけど、こちらは販売会社主体っていうのになんとなく時代の変化を感じたりもします。
何度か出ては消えた「○○証券専用投信」。楽天証券には、鞍馬天狗なんてのもありました。
今度こそうまく立ち上がるのか? 要注目です。
コメント
楽カンは戦えると思います。確かスリムシリーズみたいに最安を目指すと明記してあるんですよね?
もはや今後は日本もインデックスが支配する世界になります。三菱国際と楽天投資顧問が日本のバンガードとブラックロックになりつつありますね。
投稿: ワッショイ | 2023年11月23日 (木) 03時18分
楽天証券にはぜひiDeCoで楽カンを取り扱ってほしい
現状ではたわら先進国一択なんだよね
先月追加された2ファンドは高コストで選ばれた理由が不明だし
投稿: ひつじさん | 2023年11月23日 (木) 10時07分
みなさまコメントありがとうございます。
>ワッショイ様
バンガードと名乗るには、あと100倍の純資産が欲しいw むこうは何百兆円の世界ですから。それはさておき、つみたてNISA以降インデックスファンドの台頭はめざましいものがありますね。
>ひつじさん 様
>DeCoで楽カンを
これやったら、拍手喝采あめあられ。純資産総額もスイッチングで爆上げすると思います。
投稿: NightWalker | 2023年11月23日 (木) 12時52分
>ワッショイ様
>三菱国際
あと、10/1から、国際は消えて、三菱UFJアセットマネジメントに社名が変わってます。お見知りおき下さい。(私もすっかり失念してました)
https://www.bk.mufg.jp/info/20230801_shougouhenkou.html
投稿: NightWalker | 2023年11月23日 (木) 20時03分