新NISAになってもノーセルリバランスで踏ん張りたい
オルカンが出てからというもの「これだけ買えばいい」というのが、一つの結論になってます。その利点はなんでしょうか?
ファンドを一本化することの利点
ひと言で言えば「運用がシンプルになる」なんですけど、やっぱり、リスク資産間のリバランスが不要となるのが大きい。
新NISAになると、生涯投資枠は復活します。でも、復活するのは元本分だけ。資産が増えた状態で売っちゃうと、せっかく実質的に拡大していた非課税枠がもったいない。新しいNISAになっても基本は売らない方がいいわけです。
以前、売らない長期投資家が売るときは、(1)使うとき(2)リバランスするときの二つという話を書きました。(1)は、しょうがない。最後は売ります。でも、(2)は、避けたいですよね。いわゆるノーセルリバランスで、資産形成時代を走り抜けたい。
で、オルカン一本なら、リスク資産間リバランスは不要になります。
新NISAになってもノーセルリバランスで踏ん張りたい
残るは、リスク資産比率を維持するためのリバランスです。新しいNISA口座だけで資産形成に勤しんでいる場合にどうコントロールするのかちょっと考えてみます。
- リスク資産が少なくなったら、無リスク資産で買う(年360万円まで買える)
- リスク資産が多くなったら、買うのをスローダウン。リスク資産比率が目標に戻るまで、無リスク資産を積み上げる
こうすれば、ノーセルで積み上げられます。
もちろん、オルカン一本ではなく複数資産を組み合わせた場合も、コントロールできるケースも多そう。ただ、パズルを解くのが大変そう。やっぱり、シンプルは正義です。
てなわけで、資産形成中のみなさまは、新しいNISAの非課税枠をうまく使うべく、なるべくノーセルで踏ん張ることをオススメします。
ちなみに、私は、もうすぐ取り崩しフェーズ。次のようにする予定です。
- まずは特定口座分から取り崩す。
- NISA口座だけになったら、観念して取り崩す。
- 売るときは、躊躇なく売る。
私は、いつのまにやら、新しいNISAの非課税枠をあまり深く考えてもしょうがないお年頃となっていました(笑)。
コメント
ちょうどこの時期、証券会社から使っている現行 NISAについての案内が来ました。
ロールオーバーの時期を過ぎるので、特定口座へ移すか 売却するしかないようです。
新NISAと運用時期が重なるようにして、そのまま新NISAへ移管出来たら便利なのですが、そうはならないみたいで残念です。
こうなったら、一度特定口座へ移管しておいて、新NISAが始まったら 旧NISA分を一括売却 & 新NISAで同額購入というセルフ移管しかなさそうです。
これを機にあれこれ買っていた投信をオールカントリーなどにまとめる良い機会かもと自分を納得させてるところです。
投稿: やま | 2023年10月 5日 (木) 09時40分
>やま様
コメントありがとうございます。
>オールカントリーなどにまとめる良い機会かも
新規資金ある場合はそちらが優先ですが、私はないのでそうするつもりです。
投稿: NightWalker | 2023年10月 5日 (木) 11時01分