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2023年9月10日 (日)

新NISAで積み立て、成果はいつ 米株100年で検証

日経、田村正之さんの「お金を殖やすツボとドツボ」シリーズをひたすらご紹介するエントリー。第65回のテーマは、こちら。

はじめに

”「長期」「分散」「積み立て」「低コスト」というルールを守れば資産は増やせ、長期積み立ては報われる。”

では、どのくらい待てば報われるの? というのが、田村さんの今回の記事のお題です。記事には、とてもわかりやすいグラフがあります。ぜひ見てみてくださいませ。

で、私が思う要点は、

  • 20年くらいまでだと、ちょっと苦しい。この程度で長期投資を名乗るのはおこがましいかも。
  • 30年、40年くらいになると、一気に視界が晴れる。やらなきゃ損レベル。

なんで米国株式のデータかというと、アクセス可能な長期データがあるのは、米国株くらいだから。日本株式も、明治大学、三和裕美子先生の労作があり、同じような傾向があります。でも、こちらは、ネットにポンと数字が落ちているわけではありませんしね。

雑談

身もフタもありませんが、お金を使える残り時間が、ポイントです。やはり30年、40年欲しい。

シンNISAになって「50歳から投資を始めても間に合う!」という”見出し”が増えていますが、これに対して、私が慎重な理由はここにあります。

たしかに、リーマンショックの頃にアラフィフだった世代は(私がまさにそう)、「間に合った」「始めてよかった」という実体験を語りたくなるでしょう。ただ、あくまでも、運の良い時期だったということでもあります。逆に言えば、今後、その反動が待ち受けている可能性は充分にあるということです。

ましてや、退職金を握りしめてしまった60歳からとなると、30年後は90歳、40年後は100歳…。

まあ、人間の寿命のポテンシャルは120歳とも言われています(諸説あり)。今後の科学の進歩で100歳くらいは軽く元気に長生きしてしまうかもしれませんから、一概には否定できませんけど。

・・・というのは、微妙な世代のお話です。

若いみなさんは、若いうちに、しっかり長期投資の原理を理解して(←ここ大事)、長期投資の旅に出て欲しいと私は願っています。

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コメント

おとりあげありがとうございます。そうなんですよねー結局最大のキモは投資可能時間であり、どんな投資法をとるかは投資可能時間で決まりますよね。ああ、僕も残り少ない…

投稿: たむりん | 2023年9月11日 (月) 14時02分

>たむりん様
コメントありがとうございます。
この歳になると、健康力が運用力ですw

本文中に、書かなかったですけど、このグラフを見てて、思ったのは、
・たしかに30年投資すると元本割れはしなくなるが、いい30年と残念な30年の差は大きい
ということ。(例の長期投資のリスクは大きい論)もうひとつは、
・初期の投資額がウェイトの方が大きいが、現実問題として、給料の安い若い頃にはそんなに蓄財力がない
ということです。(複利の必然と現実のギャップ)
これ、別エントリーに書いておこうかな。

投稿: NightWalker | 2023年9月11日 (月) 16時30分

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